初恋のラマルク・コーランクール駅 Lamarck – Caulaincourt

前日到着が真夜中だったので、ちゃんと見ることができなかったcité universitaire の立派な正門。

ここは規模も建物の優美さも何もかもが想像をはるかに上回ってくる。

朝焼けの空が、とてもエモかった。

この日は大晦日で土曜日。

夜から翌日までメトロは無料になるので、Navigo découverte の1週間分を買うのはもったいない。紙の切符は残念ながらもう既に使えない駅が多いので、お友達にNavigo easy(パリ版Suicaのようなもの)を借りて使うことにしました。カルネ(10枚綴りの切符)は14.9ユーロ。

チャージはアプリでできる時代になりました。便利だけどやっぱり紙の切符が恋しいな。

いま切符一枚あたり200円以上…!1月1日からはNavigoの金額も上がって一週間のパスは30ユーロになりました。
値上がり&円安の影響をいちいち感じざるを得ない、貧乏旅。

3年ぶりに乗るメトロは、脳内で何度も再生していた景色よりもずっときれいでした。

ブザーの音、ドアが開閉する音、ガタンゴトンと揺れる音。
聞こえる音すべて録音したいくらいに愛おしくてたまらない。

久しぶりの旅なので、北から南下して行こうと思い、この旅最初の目的地として選んだのはラマルク・コーランクール。

この街は相変わらず青春です

と、藤井風「旅路」の歌詞が聞こえてきそう。

10代の私が、パリに恋した瞬間の景色。初恋の人に再会した感じです。あの頃と変わらずクールな顔してます…!

そう、私のフランスかぶれの旅路は、モンマルトルから始まったのです。

今回も、またここから始まるという意味を込めて、旅の始まりをモンマルトルに設定しました。
パリに着いてから12時間経っていないうちに、この急な階段で息を切らすという。。

そして角好きにはたまらない角を見つけてワクワクするなど

ガラスがバリバリ割られていたり、ゴミが散乱としていたり、といった風景にもいちいち立ち止まってときめいてしまう。ああ、間違いなく私、パリに来ている!!