ジュール・ヴェルヌの世界観を再現!レ・マシーン・ド・リル(Les Machines de l’île)

ナントは、偉大な小説家 ジュール・ヴェルヌが生まれた街。
「SFの父」とも言われるジュール・ヴェルヌは、人並み外れたとんでもないイマジネーションに溢れた人物。

「蒸気で動く家(La Maison à vapeur)」や「海底二万里(Vingt mille lieues sous les mers)」など、ヴェルヌの世界観を再現しようとしたのが、ナントに拠点を置くクリエーター団体の「ラ・マシーン(La Machine)」。

「なんとナントに2日間」というセリフはもう通用しないくらいの、大人も子供も時間を忘れて楽しめるアミューズメント・パーク「レ・マシーン・ド・リル(Les Machines de l’île)」を作りました。

※フランス語読みだと“マシーヌ”ですが、日本語カナでググると“マシーン”のほうが圧倒的に多かったので、以降も“マシーン”で統一します

9月の明るい時期でも18時で閉まるという、なんという健全なアミューズメントパークなんでしょう…
この日ナントでの行動を始めたのが15時近くだったので、翌日に朝から楽しもうと思ったのですが、ホテルで調べてみたら月曜定休日!!!
相変わらず詰めが甘いけど、このとき調べておいてよかったわー。
ノープランの旅は縛られずに時間気にせずに楽しいけど、ある程度(せめて定休日と営業時間くらいは)調べておくべきですね。

トラム1号線(緑色)に乗って”Chantiers Navals”に。
レ・マシーン・ド・リルは、ここからロワール川を渡ってすぐ。

なにやら「ずちゃずちゃ」と爆音フェスが開催中。
いいな、楽しそう!!

旧造船所の、だだっ広い土地に作られたレ・マシーン・ド・リル、入場は無料です!!!
アトラクションに乗るときだけお金が要りますが、眺めるだけなら無料で何時間も楽しめるという、なんとも素敵な遊園地。

足を踏み入れた途端、とてつもなくシュールな世界観が広がって…わくわく!
入口には「サギの木(L’Arbre aux Hérons)」が。ジブリっぽい!
この木の中は遊歩道と庭があって、なんと300人が入れるのだそう。
外側から見ただけではわからない世界だわー。

眺めるだけなら無料なんだけど、せっかく来たんだし象さんマシーンには乗りたい…
と、列に並んでみました。

晴れた日曜日、親子連れに象さんマシーンは大人気で、2時間後のチケットしか取れませんでした。
どうやら乗る時間によって、乗象する場所も違うらしい。
(「乗象」。。。乗車、っていうのもなんかしっくりこなかったので)

それでももう完売間近だったので、ラッキー。
レ・マシーン・ド・リルは親子連れやカップルが多く、しかも聞こえてくる会話がほぼフランス語だったので、フランス国内からぷらーっと来る人が多いのかも。
しかし私のように一人で来てる人はいない…今度はデートで来たい所存だ。

展示ギャラリー(Galerie des Machines)を見るにはもっとお金がかかるけど、たぶん見ていたら園内一周する時間もないので今回はパス。
駅を降りた瞬間からかわいいナントに恋してしまったので、そう遠くない将来にまた来る気がして。

チケット買い終えたら、象さん、きたー!

鼻から水噴き出すから、防水じゃないカメラ、めっちゃ危険…

これネットで見るより断然実物のほうがかっこいいです。
思ったより大きくないけど、想像していたより格段シュール!!!
迫力あるわー。圧倒されるわー。

お尻もキュート。

さて、象さんの時間まで、ひときわ目立つメリーゴーランドタワー「海の世界のメリーゴーランド(Carrousel des mondes marins)」へ。

なんだこれはー!子供泣くぞこれ!シュール!

フランスのメリーゴーランドはお馬さんだけでなく割とシュールなテイストのが多いなーと思っていたのですが、これは今まで見た中で一番シュールだ。
海底生物が苦手なので、怖い。おばちゃんでも泣くわ。

ここから眺めたロワール川がとってもきれい。

つづく。

レ・マシーン・ド・リル(Les Machines de l’île)
http://www.lesmachines-nantes.fr/

※開園時間はホームページを確認
Parc des Chantiers Bd Léon Bureau – 44200 Nantes