L’Homme qui voulait vivre sa vie

ロマン・デュリス主演・カトリーヌ・ドヌーヴ出演作「L’Homme qui voulait vivre sa vie」をAmazon.frから購入。

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原作はダグラス・ケネディの『ビッグ・ピクチャー』。

ビッグ・ピクチャー (新潮文庫)


ウォール街の大手法律事務所。30万ドルを超える年収。妻とふたりの息子。ヤッピー弁護士のベンは、それでも満たされぬ思いを抱いていた。そして妻の不貞に気づき、激情に駆られて凶行に及んだあとで、ベンはそれまでの自分をも葬ることを決意した…。エリートから逃亡者へ、ニューイングランドからモンタナへ。数奇な運命と皮肉な結末をスリリングに描き、全米を震撼させた問題作。

映画のシノプシスはこれ↓

Synopsis : Paul Exben a tout pour être heureux: une belle situation professionnelle, une femme et deux enfants magnifiques. Sauf que cette vie n’est pas celle dont il rêvait. Un coup de folie va faire basculer son existence, l’amenant à endosser une nouvelle identité qui va lui permettre de vivre sa vie.D’après le roman de Douglas Kennedy.

昨年秋・フランス公開作品。
パリでは『Potiche』のAvant Premièreと同日に
ドヌーヴ様がこっちの作品で挨拶されてたんですよね。

恥ずかしながら原作を未読なので、ロマン君とドヌーヴ様が好きだからというなんとも単純な理由で鑑賞したのですが…
ロマン君のことを好きで好きでたまらない自分は、最初の30分以降観ているのがとてもつらく、早送りしたかった。

映画のタイトル、直訳すると「自分の人生を生きたかった男」。
わー、この時点で既にネタバレじゃないですか。
ドキドキしすぎて心拍数が上昇するのを抑えてくれる、途中から広がる美しいシーンの数々は、写真展でも鑑賞しているかのよう。
ネタバレしないためにも、まんま「ビッグ・ピクチャー」の方がよかったんじゃないかな。。。

「自分の人生」:「他人の人生」の時間比率が3:7。
これは現実に忠実なのかしら。
個人的にこの構成がちょっと残念だと感じたのは、どうも未完成な感じが残るラストが腑に落ちなかったからなのか、ただ単に中だるみだったのか…
本作がアイデンティティを主なテーマにしてるというのなら、時間配分は5:5でよかったのではないかと思う。

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更にどうでもいい感想をつらつらと。

※ドヌーヴ様の出演時間はそれほど長くありません。
冒頭のほうでロマン君と一緒に回転寿司を食べに行くという、今となっては貴重なシーンがあります。

※子供たちのかわいさに目が奪われるので、
マリーナ・フォスのほうれい線はさほど気になりません。

※「自分の人生」を生きているロマン君の髪の具合は、ちょうどいい。