ありがとう、パリ・束の間の別れ

レペットで靴とバッグ(何個目だ)を買いました。

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同じ型の靴。二足目です。35ユーロでした。
一足目、もう限界。
さすがに室内履きだけあって、寿命は短い。

本当はゴム底の方が欲しかったんだけど、
「生産中止になるんですよー」
とのこと。うぎゃ。

le samedi 28 novembre
8e jour

フランス・パリ旅行8日目。
この後デパート街に行ったら、人・人・人!!

ノエル用の買い物客でごった返していた!
歩くのもやっと。
この旅で、初めて人に酔った。

ひいいいいい
コーヒー飲みにカフェにも入れない。

あ、というか…

え?もうバスに乗らなきゃいけない時間??
いやだいやだ!!

早い。
ぼけっとしていたら、あっという間に夕方になっていた。

ねえ…本当に帰るの??
やだやだやだーーー!!!

人に酔い、心は帰りたくない気持でジタバタ。
「帰りたくないよおおお」
私、ここらへん、この台詞しか口にしてない気がする。

ホテルに預けておいた荷物を取りに行き、再びオペラ方面へ歩く。
もう意識朦朧。
いやだ。

「はーい、コンニチワ!!9.2ユーロね~」
ロワシーバスのお兄ちゃんは、ウィル・スミスのような陽気な人でした。

また絶対に、絶対に来る街・パリ。
束の間の別れとはいえ、つらい。
胃がギューーーーッと締め付けられる。
息が出来ない。切ない。

これは恋ね、恋なのね。

最新型のロワシーバス。
「パリ市内で事故に遭ってでもいいから、この街に残れねえかなあ」

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アホな考えが。
そこまでしてでも、フランストーカー、この街に居残りたいのです。


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なんと!
日本語アナウンスもあるこのバス。

えええええ

ああ、帰るんだなという実感が沸いて来て
なんか一気に冷めて来た。

映し出されるモニターには、ずっと同じ映像。
これ、、、あんま意味なくね?
スポンサーつかなかったのかなあ…
不況だしねえ。

この旅最後の、「世界の車窓から」。
こんな切なすぎる車窓って、ねえべー

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さっきまで歩いていたデパート街。
信号無視で歩く人々。
うん、このバス、止めてくれていいよ。

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そんな思いも届かず。
どんどん暗くなって行くパリの空の下、バスは進む。

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