復習:映画『PARIS(パリ)』1

せっかく日仏で授業を選択して理解を深めようとしているのだから、ちゃんと復習しないともったいない。

んなわけで第一回目の授業の復習。

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映画『PARIS(パリ)』
クラスでは意外と観た人は少ない。
3回以上鑑賞ってのはさすがに私だけだった。

Le générique
黒柳徹子がCMしている奴ではなく、映画用語?で「クレジットタイトル」。
まずはここから学びます

開始数秒でDVDを止める先生。
COPRODUCTIONって、ええええ?そ、そこからやってく?

Ce qui me meut
これはクラピッシュのプロジェクトの名前。
meutはmouvoirのこと。(faire)bouger、émouvour(émotionの動詞)ってことね。
「私を動かすもの」

オープニングを通して観て、生徒同士で
Où? Quand? Situation? Qui?
について。

ファブリス・ルキーニが出て来るでしょ、エッフェル塔、ロマン・デュリス、ムーラン・ルージュ、メラニー・ロラン、カリン・ヴィアール、メトロ、ヴァンドーム広場にオペラ座に…

先ず登場するのはファブリス・ルキーニ(ロラン)。
être de dos
カメラに背中を向けている。
その向こうにはパリのパノラマ。
で、ここで先生の解説。

この映画には、登場人物たちの背中&パリの風景 といったシーンがいくつもある。
だけど、それぞれ別のテーマがある。

あ、確かに。

PARIS DE DOS

これには深ーーーーーーい意味がある。

次に
avoir le dos tourné
振り返ります。
そしてエッフェル塔を見上げます。

subjonctifなカメラワークに切り替わり、エッフェル塔のてっぺんが映し出されます。

次。同じくsubjonctifなカメラワーク。車に乗っている誰かの目線。
haussemanniensなパリの建物。

ムーラン・ルージュで踊るロマン・デュリス。
音楽もここからスタン・ゲッツのジャズに切り替わります。

次にサクレクール、アパルトマン。

メラニー・ロランの奥に、パンテオン。

また車窓から誰かのsubjonctifな目線。

カリン・ヴィアードの忙しそうな姿。

メトロ。ここではconducteurの目線。

途中音楽が止まってアルベール・デュポンテル、ジネディーヌ・スアデムの会話。

Tu t’es jamais demandé…d’où ça venait tous ces fils?
ここで言う「le fils」は「le fil de l’histoire」ってこと。

ジャズが再び流れる。
ファッションショー「un défilé de mode」の現場。

またパリのパノラマ。
un casqueをかぶったフランソワ・クルゼ。

車窓のカメラに切り替わり、パリの名所を次々と。

ベルヴィル公園にて。
ジュリエット・ビノシュと、その子供たち。
「パンテオン?」「モンパルナス?」
「Et munivers?」

「シェカイは疲れているのよ」と訳された部分ですね。
ここでは政治状況だとか、そういう意味も込められているのだそうです。

ロマン・デュリス、de dos。
アパルトマンの窓からパリを眺める。
左にモンパルナスタワー、右にエッフェル塔。
彼の背中にこの映画のタイトルである「PARIS」の文字がapparaitre。

ここまで僅か数分。
un patchwork、un kaleidoscopeなので、文字にしてみるとかなり長いなー。

3時間授業のうちの最初の1時間目、まだ途中です。