ドーハの悲劇【Paris・Angers 2018】

帰りのフライト。機内での記憶がほとんどない。
3列席で、真ん中の席が空いていたので
通路側のムッシュと、なんとなく申し合わせたような感じで半分ずつ使っていたのは
LINEとかの履歴で思い出した。
うーむ、ほんとに記憶がない。

さすがに一週間、一日平均で19.6kmも歩いていたら疲れもドッと出てくる。
普段は座りっぱなしの仕事だし。

それでも機内食は食べていたらしい。
帰りもベジタリアンミールで予約していたらしいけど、何を食べたのかさっぱり。

なんだろうこの美味しそうじゃない見た目は…

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写真で見てもさっぱりわからない。
私は何を食べたのでしょう。。

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乗り継ぎ地のドーハまであと1時間くらいのところで目が覚めると
目の前にボックスが置いてあった。

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「目的地まであと●分」と出てくる表示に、なんとなく反応する。

え…乗り継ぎ45分しかないのに、
羽田行きフライト発20分前にドーハに着く…?
ん?間に合わない??

往路で、そんなにドーハ空港が広くなかったような感じだったから
走れば間に合うだろう!
なんとなく優雅にそんなこと考えてた。

ドーハに無事着陸。
比較的前方の席だったので、機内でも競歩的な速さで飛行機を降り、空港内を走る。

一週間で100km以上歩いているから体はへとへと、
寝起きだし時差ボケ始まってるし意識は朦朧、
ノートPCにカメラ2台、iPhone…と手荷物も結構あるし
マドモアゼルシャポーの帽子も手荷物にしててつぶれてないか確認しながら走り…

よし、もうすぐ羽田行き搭乗ゲートだー!

ものすごく走ったところで
「HANEDA」
という紙を持った強面ムッシュが立っていた。

私「あの…(息切れ)羽田…」
ムッシュ「パリから?いいからここに座りなさい」

え?

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どうやら私、パリ⇒ドーハ⇒羽田の、一番乗りだったらしい。(全力で走ったもの…)
そのあとも次々と人がやってくる。
ある程度揃ってから、みんなでゲートへ向かうんだろうな!と思っていた。

でも、一気に崖から突き落されたような説明が…

「羽田行きはもう出発しました。
ドーハから羽田のフライトは一日後。
バンコク経由で羽田なら2時間後の飛行機を手配できる。
選択肢はこの二つです。」

ざわ・・・ざわ・・・

全部で10組以上いたでしょうか。
「最悪」
という言葉がちらほらと聞こえる。
一人なので思いをぶつけるところがなく、会社にメールするかどうか悩んでいた。

「バンコク経由だと何時に着くんですか?」
「明日の朝、5時55分」

…会社、間に合う!

しかし疲労困憊でさらに早朝帰宅ですぐ出勤。。
この状態で耐えられるの?
ビジネスクラスに格上げなら二つ返事で「バンコク経由」選んでいたけど
この空港のホテルで一日ゆっくり休んで、砂漠ツアーなんかも体験しちゃったりするのも面白いかも…なんて考えてみた。

◆フランス滞在時間が減ったわけじゃない
◆乗り継ぎ地はバンコク(好きな街)
◆荷物は無事

しかも会社に間に合う…

よし!
「バンコク経由」に決定。

水をもらったけど、飲み干す前に手荷物検査ですぐに没収。。。

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これからさらに6時間+7時間のフライト!

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