今月末で閉館してしまうシネセゾン渋谷、ついにクロージング上映が始まりました。
土曜日は夕方からシエスタして、『ジュテーム・モワノンプリュ』『黒い十人の女』『女は女である』のオールナイト上映へ。
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ロビーにはアンナ・カリーナ、ジェーン・バーキンのサイン入りパンフなどなど、お宝グッズの展示。
(非売品)
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上映前には川勝正幸さん、元シネセゾン渋谷支配人の平野さん、元配給会社社員の川村さんによるトークショー。
次々と出てくる思い出の作品名。卒業式みたいで、泣けてきた。
たくさん思い出が詰まったこの場所、来月にはもうないのか…悲しみがひしひしと。
『うたかたの日々』のパンフを取り出したときにはステージへ奪取しにダッシュしかけてしまったけれども。
お尻・お尻・お尻!の『ジュテーム・モワノンプリュ』がトップバッター。
荒削りなデッサンとゲンスブールナンバーに酔いしれ、未知の痛みを画面いっぱいで味わう。やっぱりピンクのドレスのシーンは切なくなる。
市川崑監督の『黒い十人の女』。男女雇用機会均等法が制定されるよりもずっと前の作品だけど、自立した女性の凄みや怖さは現代にも十分通ずるところがあり、時代は変わっても尚斬新だった。
続いてゴダール『女は女である』。ベルナール・エヴァンの神的美術・博愛の赤の中、アンナ・カリーナのかわいさが相まって、言葉に出来ない幸福感で満たされる。
『黒い十人の女』は、私が上京した年にリバイバル上映されていて、ビデオも買って何度も繰り返し観たな。で、船越英二の風松吉さんが、当時テープが擦り切れるくらい観ていたゴダール初期作品のベルモンドとやたら自分の中でかぶっていたの。だからこの流れは最高だった。女性がメインのラインナップだったけど、日仏ふにゃ男対決で密かにドキドキしてました。
上映の合間にロビーでお宝物販探し。
浅田彰セレクション『ベトナムから遠く離れて』『東風』『北緯17度』の解説、100円。
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『万事快調』パンフ、500円。持ってたか微妙だったので、即買い。
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これは持ってるけど、500円だったので買った。『Made in U.S.A』ドレステリア製作のパンフ。
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あー、これ見てアンナのフランス語真似したな、とか
マリアンヌ・フェイスフルのAs Tears Go Byの歌詞を覚えたりしたのよー、なんて回顧しながら。。。
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『勝手にしやがれ』原語シナリオ(白水社)も500円~。
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1991年3月、セルジュの亡くなった月に発行されたものでした。
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ありがとう、シネセゾン。
ラストまでとことん通いますよ。