コアントローの工場見学へ その2 Carré Cointreau 【Paris・Angers 2018】

製作過程を見学した後は、コアントローの歴史を学びます。

蒸留所設立当初は様々なフルーツのリキュールを作っていましたが
2代目エドゥアール・コアントローは、当時のフランスで超高級品だったオレンジに注目。
それからずーっと、6代に渡り100年以上も世界中で親しまれるオレンジリキュールを作っているのです。




創業当初のボトルは、確かに「TRIPLE SEC」がラベルにあります。



コアントローは売り上げの約半分を使うほどに、広告宣伝に注力しているのです。
蒸留所近くにあった、仮装したおじさんがボトルを舐める、Nicolas Tamagno(ニコラス・タマニョーノ)が描いたこちらのイラスト…


ちょっと…いや、だいぶキモい。。
でもこのあと、撮影禁止エリアで呪いのようにこのおじさんのイラストを見ていると
だんだんかわいく見えてくるのです…
そして「このおじさん柄のトートバッグ欲しいな」とまで思えてくるのです…
おじさんグッズは売店にもなかったのですが、60年以上もブランドアンバサダーとして、このおじさんで売り出していたらしいです。

ちなみにこのおじさん、モデルは2代目エドゥアール。
(肖像画とだいぶ違うな・・・)

エドゥアールはものすごく革新的な人物でブランディング能力が相当長けていました。
映画発明者・リュミエール兄弟にコアントローのCM動画を作らせていたんですって。
広告のためにラッピングカーを走らせていたのも当時は斬新…というより世界で初めてだったらしいです。

さてここからしばらく撮影禁止エリア。

100年以上の歴史で、コアントローがどれだけ広告に力を注いできたか…を見ていきます。
日本語の広告も飾ってありました。

「気分が、コアントローを、指名した」

なんてコピー、さっぱり見覚えがないなあ。何年前のだったんだろう。

さて工場見学が終わったらお待ちかね、カクテル試飲のコーナー!

試飲、ていうから期待していなかったのに、意外とボリューミーでびっくり。

グレープフルーツのさっぱりしたカクテル。美味しい!

お客さんにカクテル作り体験させたり

かなーり濃い目の二杯目を入れてくれたり…と、試飲ってレベルじゃない、かなり楽しい時間でした♡


工場見学のあとに売店に寄ったら、いろいろ買ってしまうよね~
コアントロー入りパウンドケーキ
コアントローキャラメル
コアントローチョコレート
・・・た、楽しい!!!



縁日博物館でもそうですが、ガイドさんが素晴らしかった。
コアントローがより一層魅力的に感じたのは、
ガイドさんがプロのお仕事を目の前でしてくれたおかげでもあります。

シャポー!

Carré Cointreau
http://www.carre-cointreau.fr/
2 Boulevard des Bretonnières, 49124 Saint-Barthélemy-d’Anjou