手術について私が知っている二、三の事柄

さて、手術入院まであと3週間になりましたので、そろそろ私が患っている病について書こうと思います。

若干グロテスクな内容ですので、見たくない方はもうここでやめてください。


今年、年明け早々に人間ドック&婦人科検診を受けたときのことです。
子宮がん検診の最中に、医師から
「ちょっとこれ…筋腫がだいぶ大きくなっちゃっていますね」
と言われ、モニターを見せられました。

ちょっと何言ってるかわかんない。モニター見てもよくわからない…

「お腹の上から触ってみてもわかります、これ、筋腫ですよ」
コロナ禍以降の運動不足で太ったなあ、と思っていたお腹。
ポコン、と飛び出たお腹は、贅肉でなく、筋腫でした。

もともと私は生理がとんでもなく重くて、30代の頃はピルを飲んでいました。
服用した頃は、本当に楽で楽でしょうがなかった。
でも40代に突入してからだんだんピルの副作用がきつくなったので、止めました。

それからが地獄。

毎月、とんでもない量の出血。
「多い日用」のナプキンをしていても火山口のマグマの如く、血が溢れ出てくるのです。
生理中は2時間ごとに目覚めることもざらで、熟睡できないこともしばしば。
いくつもパンツ(下着もボトムスも)をダメにしてきました。

そりゃ貧血になりますよね。

で、その検診のときに
「紹介状を書くので、大きい病院へ行ってください」
と言われてしまいました。

敷地内で迷子になるくらいの大病院で、大嫌いな採血やら採血やら採血やらなんか他の検査やら採血やら何度も何度もさせられて、3歳児が静かに採血している横で、43歳児が号泣しているわけですよ。

もうなんなん、この罰ゲーム。。

そして、「じゃじゃーん」(「笑ってはいけない」の罰ゲーム音)とともに医師から
「ノリコ、アウトー!」もとい、「手術です」と告げられるわけです。

私「く、くすりで、どうにか、逃れられませんか!?」
医「一時的には薬治療でも症状は和らげられますが、閉経までの間に手術は必須になります」

…ほな今受けとくしかないのかあ。。

現実を受け入れられず、また泣いた。


子宮ガンのように緊急性の高い病気ではないので、すぐには手術は受けられません。
薬治療で時間をかけて「偽閉経」(閉経に近い状態)に持っていってからの手術。

色々な方の手術体験記をネットで調べて読みました。
薬の副作用もさまざまで、なかには仕事ができないくらい苦しむ方も。。

私もかろうじて生きているけど、明らかに自分のスペック落ちてて、生きづらかった。
ただでさえコロナ禍だし。

いわゆる更年期障害(この呼び方、あまり好きではないので以降フランス語の「メノポーズ」って書きます)がとてもつらい。

手術までの数ヶ月で一気に閉経状態までもっていくわけなので、ガチで逆早回しの『ベンジャミン・バトン』的な、数奇な人生状態なんですよ。
肌はしわしわになっていくし、顔だけ異様に汗かいて暑いし(いわゆるホットフラッシュって症状)、天気良くても毎日が低気圧頭痛な感じだし。

「レルミナ」という、子宮筋腫する人なら誰でも通る道らしい薬と、貧血用の薬を毎日服用していますが、薬代だけで1ヶ月3万円という驚愕の金額。

買い物が生き甲斐だった生活も、ガラッと変わりました。

一年前は思う存分課金していたフランス語にもあまり投資できず、さらに追い討ちをかけて、病状を相談しても仕事を一切減らしてくれない上司には「生産性がない」と言われ。。

あまりにつらくて、ひどい時は死が脳裏をよぎることもあったので、この一言はもう我慢ならなかった。

(そんなこともあって、おかげさまで今はフランス語を使う環境で楽しくお仕事していますが)


まあ色々あって、40代前半でメノポーズ真っ只中なわけです。

あれだけ私を苦しめた生理は、もう一生来ません。
子宮全摘出です。筋腫が大きかったので、半摘出の選択肢は残っていませんでした。

生理はもうこの世から消えてしまえばいいと毎月思っていたのに、来なくなったら来なくなったで、一抹の寂しさもあります。
でもQOLが爆上がりするというお言葉もいただきましたので、ノリコ2.0、第二の人生のつもりで考えようと思います。

「患者の同意がないとメスは入れられないので」って、生々しい手術内容を聞かされて、それはそれはとても怖いですけど…

生理の心配なくフランスに行けるんだー♡
くらいのポジティブな感じで、乗り越えます。術後の入院期間はフランス語の勉強もできるしねー。