3ヶ月ぶりに映画館で映画を観ました。
とっても怖がりなんで、55分という尺でもちょっとビクビクしながらでしたが、どうしてもこれは映画館で観たいと思って。
『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』Anna Karina souviens-toi
アンナのパートナー、デニス・ベリーが監督したドキュメンタリーです。
字幕なしで観たことはあったけれども、まだまだ未熟な私のフランス語力、日本語字幕つきで観ることでより一層理解が深まりました。
パンフレットにも日本語全文のTranscriptionが掲載されているので、何度も読み返しては、フランス語の勉強したりしています。
![](https://nontage.fr/wp-content/uploads/2020/06/8ba8416e-5df1-471c-8be5-819418bec4b0-c22dac19-518a-4506-802d-74da659ec8f4.jpg)
映画が公開されると聞いてから、改めて観たアンナの作品の数々。
ゴダールがとにかく嫉妬したというミシェル・ドヴィルの『Ce soir ou jamais』も、モンサボンのCMも、スクリーンで観ることができて幸せな時間でした。
まだハゲ散らかしてない頃のカトリーヌとのデュエットや、ムッシュ・ゲンスブールとの漫才(笑)、さすがは自ら「アンナ・カリーナ マニア」と語る監督が手がけた作品です。
「そう、この作品なら、ここ!」「この作品はこのセリフ!」というように、作品の抜粋部分とか、ファンの心情をわかっていらっしゃる。
それでも、権利上使用できなかった作品も多々あるそうです。
ANNAのDVDはフランスamazonで購入
波乱万丈な人生ではあったけれど、つら過ぎる思い出は作品では語られていません。
「この作品はアンナへのラブレター」というだけあって、「こう描けばアンナが喜ぶだろうな」とイメージしながら丁寧に作品を手がけた感じは、スクリーン越しに伝わってきます。
2年前の来日時、繊細なガラスのオブジェを扱うように優しく、ずーっとアンナの傍についていたベリー監督。
振り返って写真見てたら、なんか奥で睨み聞かしてた(笑)
![](https://nontage.fr/wp-content/uploads/2019/08/26726.png)
劇場ではポスターや、気狂いピエロのマグネットも売られていました。
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映画館で観ることができてよかった!!
上映してくださって、ありがとうケイズシネマさん!!