エルメスが贈るシネマ体験「彼女と。 AVEC ELLE」 へ行ってきました

国立新美術館で7月30日まで開催中、エルメスが贈るシネマ体験「彼女と。 AVEC ELLE」に行ってきました。

完全予約制展覧会です。六本木の駅はこの広告だらけ。

「シネマ体験」とありますが、ホームページを見てもさっぱり概要がわからない・・・

参加方法はアクター(出演者)か、エキストラ(観客)か。

なんかよくわからないけど、演技なんてできないし・・・でも通行人役ならできるでしょう!
って、とりあえず「エキストラ」で予約を入れてみました。

まずはロビーに通され、受付でパスをいただきます。
パスの裏には、この回だけの展覧会の映像を見れるサイトのQRコードがありました。
映像は端末保存不可で、この日から一週間見ることができます。



大まかにいうとシナリオは


ある有名作家が、スクリーンで見た「彼女」のことが気になって気になって
会いたくて会いたくて震えて連絡をとってみたんだけど、彼女は会ってくれなかった。
その代わりに友人3人の連絡先は教えてくれた。
作家は3人にコンタクトを取り、会いに行く――


って感じでしょうか。

その「作家」を「アクター」が演じて、「エキストラ」は、それを見るだけ。
なので「アクター」役は、各回ひとりしかいません。
エキストラは30人くらいでしょうか。

所要時間は45分~1時間くらいです。

リーフレットが配布され、まずはミニシアターでイメージムービーを見ます。

そのあとは、映画を撮るさまを見るだけ。
不思議な光景です。

「作家」以外は、みなさんプロの役者さんです。

役者さんは上から下まで全身エルメス!(多分)
実に煌びやかで美しいのです。

なのでできれば「作家」役のかたにもエルメスの衣装を着させてあげればよかったのになあ、と思わざるを得ません。

3人の「彼女」の友達にコンタクトを取った後は、裏舞台見学!
ヘアメークブースも、しっかり作りこんでいるのがすごいです!!

友人による回想シーンの舞台である「波打ち際」のセット。
ディテールまでこだわりがすごい。



しかし浜辺にエルメス落ちてたら速攻盗まれる気がするのだが、そういう現実的な問題は忘れたほうがいいです。

ディテールまでこだわりがすごい、と書きましたが、ほんといちいちすごいんです。
広いお店より品数あるのでは?(って、エルメスの店内は実はよくわかりませんが・・・)

もちろん展示物なので手は触れられません

▼展示の一部








映画館裏の駐車場シーン のセットを、美術館の一角に作ってしまうんです。
隣に浜辺、隣には高級衣装・・・

目が眩むような展示の数々。

テンション上がったのは、パリの屋根の上のセット!
(隣人による回想シーン、らしいです)

ここでようやくエキストラはセリフがあるのです!

パリの屋根の上でのパーティーで、シャンパングラスを持ちながら「サンテ!」と叫ぶ…だけ…

ここでエキストラ全員で集合写真を撮りました。
写真は映像にちょっとうつっただけで、画像自体はもらえることができません。
なので自分の写真欲しかったら2人で行って撮りあうのがいいです。

パリの屋根の上、というだけでもテンション上がりますが、モデルさんたちが美しくてうっとり。

これもセットのひとつでしょうか・・・
カンペがかわいい。

つづいて「彼女」の妹に会い、
最後は「彼女」の家へ。

サクレクール見える自宅だなんて、ズルい。

「作家」が「彼女」の家にひとりで入るシーン用なのだけども、、、
いやいや、現実的なアレは気にしてはいけない。

フェニックスのレコードがあった。

とにかくセンスが良すぎるお部屋。素敵すぎてため息しかでない。





最後は「女優の控室」をチラ見。

やっぱりいいものは美しさが格段に違いますよね。。。
庶民の目で見てもわかる、この違い。



楽しかった!!

今見たら「アクター」の予約は全日程いっぱいですが
当日キャンセルなどもあるようですので、勇気がある方はぜひに!

後半25日~の展覧会のエキストラ予約は、18日から始まるようです。

エルメスが贈るシネマ体験「彼女と。」
https://hermesavecelle.maisonhermes.jp/

ルーヴル美術館展とはしごしようとしたけど、長蛇の列だったのでまた後日に・・・