マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルもあと少しでおしまい。
全作品見れる自信がなくなってきた・・・
これはもうiTunesで購入するか、会社休んで見るか、の二択しかないかな。
さてさて、3年前ヴァンサン・マケーニュ来日の時に上映された『7月14日の娘』。
ごっつええ世代にはたまらない、ぶっ飛んだ作品で大好きでした。
当時の記事は⇒7月14日の娘 La Fille du 14 juillet
『7月14日の娘』を何倍も魅力的にしたのは、ヴィマラ・ポンス。
2015年のTIFFで見た「シム氏の大変な私生活」とか ⇒東京国際映画祭が始まりましたー。
いま公開中の『パリ、恋人たちの影』とか、
ユペール様アカデミー賞主演女優賞ノミネートの『ELLE』とかにも出演…ひっぱりだこ!
若かりし頃のアンナ・カリーナとジーン・セバーグにオリエンタルな雰囲気をプラスしたような不思議な魅力を持っていて、見る人を画面に引き込む力があるのです。
そんな彼女が主演の『アイム・オール・ユアーズ』 。
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これ邦題(?)だけだったら全く惹かれず、見てなかったかも。
ヴィマラちゃん(何気にもう30歳)が出てるからって、思わずiTunesでも購入。
のっけからかなり面白くって、90分笑う準備万端で見ていたら
ストーリーが進むにつれ、いじめや人種差別、貧困、格差社会、性的虐待、重病・・・などなど
非常に難しい問題を次々と盛り込んでくる。
単なるコメディではなかった。かなり社会派ドラマ。
とは言え裸体(モザイク一切なし)が多いので、電車で移動中に見るのは憚られますが。
少し中二病入ったおっさんが作ったのかと思いきや、監督は女性。Baya Kasmiバヤカズミ、と読むのかしら。
『シム氏~』や『ヒポクラテスの子どもたち』の脚本家だそうです。
同じくヴィマラ・ポンス主演の、2011年のフランス映画祭で上映された短編『娼婦になっていたかも』で初監督。
あまり記憶がないけど、たしかこれもぶっ飛んでた⇒フランス映画祭2011 3日目を振り返る。
(この短編に出ていたブリュノ・ポダリデス、『7月14日の娘』にも出てる。なんかヴィマラちゃんのいるテリトリーが少し理解できてきた!)
たぶんこの監督、ものすごくセンスがあって、面白い方なんだと思う。
そして頭が良すぎる。
若干詰め込みすぎだけど、コメディ要素がぶっ飛んでる分、対比したシリアスなシーンにやたら重みを感じるのかな。
思わず電車でウルウル。。。(ラストのほうの母娘のシーン)
他人に優しくできる人は、きっと幸せになれるはず。
希望が見える、ハッピーエンド(あ、ネタバレすいません)でよかった!!
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まだまだ映画のレビューが続きますが、見てる量に反比例して書くのが全然追いつきません…
大した内容も感想も書いてないのにねえ