『ネオン・デーモン』The Neon Demon

今年は映画を観る年!
フランス映画以外でも備忘録的にレビューをば。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ネオン・デーモン』。
監督のことだから、ただの女モデルたちのごたごた劇で済まないだろうなと覚悟はしていたけど、想像以上にホラーでした。
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エル・ファニングが、田舎町からロスに出てきてスター街道を這い上がる役。
現実世界で一流女優な彼女、田舎臭さやあか抜けてなさを演じるほうが違和感があるかも。
確かに前半の彼女の透明感は異常なくらい眩しい。
チカチカ点滅するネオンよりも眩しい。

後半になるに従って物語は急展開。
凡人には想像できなかった。
キアヌ・リーヴスも前半結構出てくるんだけど、あんまりにも衝撃的な展開過ぎて見終わった後存在忘れたわ。

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美しさへの異常なまでの執着心も恐ろしいし、何よりも女って生き物の嫉妬や憎しみの怖さ。
「ブラック・スワン」に通じる恐怖を覚えました。
それプラス、レフン的な狂った要素。観賞後はやたら疲れる。
エンディングの映像はやたら綺麗だったけど。

女のかわいさって、純粋無垢な若さだけでなく、謙虚さも必要なんだなーと。
ああ怖かった。
でも★4.5つけます。秀作。