パリの無駄遣い。

体調優れず、なんだか冴えない週末だった。
頭痛はほとんど経験のない私、「頭が割れるように痛い」という表現を初めて味わいました。
本格的な夏バテです。。。

そんな週末の締め括り、テレビつけながらボーッとしてたら
全編パリでロケしたという背景ながらも、結局劇場に足を運ばずじまいの作品が放送されてたので鑑賞。

あえてタイトルは書きません…画像拝借したので、お察しください。

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凄まじい頭痛という最悪のコンディション下での鑑賞だったので、
途中寝たりしているんですが、それでも歯が浮くような台詞の連発はつっこまずにいられないくらいだった…

その昔、脚本家の彼女の作品を田舎で見ていた頃は
「東京で一人暮らし」できる部屋のイメージを作り上げられたけど
上京して、一般的な家賃で住める部屋なんて6畳ワンルームな現実を目の当たりにして
愕然とした記憶が蘇ります。
(彼女の作品、というよりも全般的にドラマの部屋はそんなもんだけどね…)

主人公の女性(なんとフリーペーパー○VNIの編集者という設定!)が暮らすパリのアパルトマンは
家賃3,000ユーロはしそうな部屋。
ピアノもあってバスタブ付き、広いキッチン…
すごくセンスがよくておされな部屋なんだけど、「んなアホな!」という思いが先行して全然ストーリーが入って来ない。
エプロンまでLa cocotteのもので揃えるこだわり?徹底?っぷりもしらけてしまった。

流しのタクシーが簡単につかまるような国ではないし
記憶無くすまで酔っ払うことはできないし…
綺麗な、非現実な、いかにもドラマ的なパリだけ見せてるような。

シャンゼリゼ凱旋門付近からコンコルドまで「歩ける距離」だと案内して
ずっとそのまま目的地まで電話で(!)話し続けてるシーン、
ああこのかわいい男子はちゃんと携帯会社のグローバルプラン的なものを知っているのだろうか、
帰国後に馬鹿高い金額を請求されやしないだろうか、とか余計なことが気になり過ぎてしまう。
このシーンだけじゃないんだけど、そんな余計なお世話的なことの連続で
台詞がもう全然駄目で、フランス語の会話もほとんどないので、途中から「消音」モードに切替…
そしたらその非現実な部屋でのシーンばかりで、寝てしまう始末。。。

これは体調がいいときに見たら「素敵な映画☆」に変わるんでしょうか…
でも二回目は見たいと思いませんでしたけど。。。