まさか初日に見に行くとは思わなかった、テレンス・マリックの『トゥ・ザ・ワンダー』。
予告編の「フランス。モン・サン・ミッシェルから始まる…」に過剰に反応した訳じゃないですよ。
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予想はしていたけども、行間が広い。
頭の中の記憶の断片を、そのまま繋ぎ合わせたような構成。
それでも地平線と風と光と、その果てしない自然の中に小さな人間がいるという構図は、実に美しかった。
セリフはほとんどなくて、詩の朗読とも言えぬフレーズの紡ぎ方もすごくよかったと思う。
ゲンスブールが「世界で最も美しい言語」と言っていたのを思い出した。
特にキュリレンコのフランス語が、その存在が今にも消えてしまいそうなほど儚くて切なくて。。。
ため息がでるほど、うっとりと酔いしれる。
『ツリー・オブ・ライフ』よりは、神という存在よりも、人間の根底にあるものに言及していたのでわかりやすかったのですが…
心地いい感覚はあったので、まあそうなるかとは思ったけど
前方で見ていた人たちの8割がぐっすりとお休みになっていました。
草むらでキャッキャ言いながらはしゃいだり
(…って、文字にするとだいぶ痛々しい感じになるんだが)
グレーのタイツにバレエシューズ、すごく細いのにフェミニンなライン、
天使のような肌…キュリレンコかわいい!!!
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で、これって結局モンサンミッシェルからはじまったの?
Mr.マリックのマジックにすっかりやられた金曜の夜。