ジャンヌ・バリバール特集上映1日目その1@東京日仏学院

いやー。泣きました。
日本代表は今までにないくらいいい試合をしてくれました。
フランス代表にはない結束力、ジーンときました。
遠藤の二点目から感動して涙がボロボロで、試合終了時にはもう魂が抜けきった感じが。

Les Bleusのせいで胸くそ悪かったんだけど、完全に払拭。
3時間睡眠でフラフラの中、ジャンヌ・バリバール特集上映のために日仏へ向かいます。

12時からチケット発売開始。
駅から走って汗だくになりながらギリギリに着いたんだけど
あらら、10人くらいしか並んでない。
ヨユー。

『そして僕は恋をする』『ウィンブルドン・スタジアム』は奇跡の1番札ゲット!

1314/5188″ target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>
1314/5189″ target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>

『そして僕は恋をする』は急遽DVD上映に変更になったらしく、日仏会員は無料!!
なので『何も変えてはならない』を含め3本で1,700円。
こりゃーうれしい。


『そして僕は恋をする』
COMMENT JE ME SUIS DISPUTE…
監督:アルノー・デプレシャン



29歳のポール(マチュー・アマルリック)は、大学で講師を務めているが博士号も取れず、そこそこの収入でそこそこの人生を生き、何となく彼女のエステル(エマニュエル・ドゥヴォス)とつきあっていたが、ある日聡明なシルヴィア(マリアンヌ・ドニクール)と風変わりなヴァレリー(ジャンヌ・バリバール)の出現により、それまでの日常が大きく揺れ動かされていく……。

マチュー・アマルリックが’96セザール賞最優秀新人男優賞を獲得した作品。
若い、若いよ!!
ドヌーヴ様の娘さん・キアラ・マストロヤンニ、
さらに生徒役でマリオン・コティヤール!!
豪華だねー。
DVD上映&3時間の長い作品とは言え
スクリーンで観れるのは嬉しい。

デプレシャンファミリーのエマニュエル・ドゥヴォスは
何年経っても好きになれない顔なんだけど(大変失礼!)
自然なのに印象に残る演技は好き。
ジャンヌ特集上映作品なのに、彼女の存在感のせいで
ジャンヌが若干薄れて見えちゃうもの。

日本人には縁のない(一生口にすることもない!)台詞ばかりだけども
淡々とデプレシャン節で描かれていく
アラサーの悩み、葛藤、腐れ縁、複雑に交錯する男女関係・・・
共感したり感動したり。

さすがに3時間は長いから、こういう機会がなければ再鑑賞しなかったかも。


『ウィンブルドンの段階』
Le Stade de Wimbledon
監督:マチュー・アマルリック

生前に何も出版することの無かった作家について調べている若い女性。彼女はトリエステからロンドンへと調査旅行をし、作家の知人や友人と知り合うことになる。

字幕なし。
英語・イタリア語会話のときにフランス語字幕が表示。
フランス語字幕を必死で追いかけながら
絶え間なく移り行く風景と、ジャンヌの美しさに惚れ惚れ。
トレンチコートで颯爽と歩くジャンヌも素敵だけど
海に浮かぶジャンヌの絵はポスターにして飾っておきたい!
72分という短い尺ながらも、「空隙」を設けているので
すごく優雅なゆとりを感じられる一本。

「Stade」をどう訳せばいいのかな・・・
ラストシーンを考えれば「スタジアム」でもいいかと思うんだけども
探索の「段階」って訳になるのだろうかね。


二本観終わったところで眠気が一気に襲ってきた。
この後は『何も変えてはならない』先行上映&ジャンヌ・バリバールトークショー!!