さよなら子供たち Au revoir, les enfants

最近フランス映画のDVD発売情報はフランスブログに書くようにしているのですが、ちょっとこの作品だけは…

今まで観た中で、誰が何と言おうとNo.1な作品。
さよなら、子供たち

HDニューマスター版で10月31日発売。

『うたかたの日々』も捨て難いんだけど、ボリス・ヴィアン好きが根底にあるからな。

この作品は、ゲンズブールもドヌーヴ様もビノシュ様もトトゥちゃんも出てないよ。

だからこそ、真の意味でNo.1なんだ。

HISTOIRE(ネタバレありあり。goo 映画より)

一九四四年、ナチス占領時代のフランス。
パリから離れカトリックの寄宿学校で疎開している12歳のジュリアン・カンタン(ガスパール・マネッス)は、クリスマス休暇を終え駅で母(フランシーヌ・ラセット)との別れを惜しんだ後学校に戻り、そこで同級に入った転入生ジャン・ボネ(ラファエル・フェジト)と出会う。
しかしジュリアンには彼の打ち解けない様子が気にかかる。
というのもジャンの父は捕虜、そして母は非占領地域で3ヵ月もの間、音信不通が続いていたからである。
やがて二人は、森での宝探しのハプニングで連帯感を増してゆくが、時にジュリアンのユダヤ人をからかう言動に喧嘩になってしまうこともあった。
父母参観の日、ジュリアンは母や兄との食事の席にジャンを招待する。
彼はユダヤ人に偏見はない、と語るジュリアンの母に好感を抱く。
しかし、次第に親愛の情を深めてゆくジュリアンとジャンの幸せな日々もそう長くは続かなかった。

ある日、闇屋との件がばれ学校から解雇された料理番のジョセフ(フランソワ・ネグレ)のゲシュタポへの密告により、ジャンを含む三人のユダヤ人生徒がミュラー(ペーター・フィッツ)率いる一団によって発見されたのである。
学校は閉鎖され、少年たちを匿った罪で逮捕されてゆく校長のジャン神父(フィリップ・モリエ・ジェヌー)に生徒たちは口々に言葉をかける。

「神父さん、さよなら」振り返ったジャン神父が応える。
「さよなら子供たち、また会おう」。

しかしジュリアンたちは二度と彼らの姿を目にすることはなかった。
三人の少年はアウシュビッツで、ジャン神父はマウトハウゼンで死んでしまった。

それから40年以上の月日が流れた。
しかしジュリアンの心には、今もあの朝の出来事が息づいている。

そしてそれは、生涯忘れることはないであろう。

先月WOWOWで放送してたけど、やっぱり泣ける。
この時代のフランス映画&子供が主演って言うのはもう反則技にも近いんだけれども。

あれだね、若い頃にNo.1にしたものは
ずーーーーっとNo.1のままなんだな。

もちろんその後もいい映画は何本もあるけど
なにぶん、頑固な頭なもので。

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