西のエデン Eden a l’ouest

昨日も日仏学院でフランス映画祭の作品を鑑賞。

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西のエデン Eden à l’ouest
2009年ベルリン国際映画祭 クロージング作品
巨匠コスタ・ガヴラス監督による現代のオデュッセイア。

HISTOIRE
エリアスは美しいエーゲ海を航海する貨物船の中にいた。希望を胸に、密入国を企てていた。しかし国境警備隊に追われ、計画は変更を余儀なくされ、一転、苦難の道を歩むことになる。故国を離れ、アイデンティティーを失ったエリアスは、波乱に満ちた旅路のなかで様々な人間と出会い、彼らの優しさに触れていく。彼は果たして、パリという新たな大地に再び根を下ろすことができるのだろうか……。

主演はリッカルド・スカマルチョ。今イタリアで社会現象になるほどの人気俳優らしい。ええー、そうなん?意外。まあサ・デポンでしょうね。

ガヴラス監督ご自身がギリシアからフランスへの移住を経験しているそうで、この作品には相当の思い入れがあるのだとか。

「家族を食べさせるために、あるいは将来の設計のために、あるいは政治的な理由で、故郷から離れることを余儀なくされる人間がいる。この映画の主人公には、そうしたあらゆる放浪者たちの経験、そのエッセンスが詰められている」
とはガブラス監督のお言葉。

「パリに行っても仕事はなかった。むしろ生活はひどくなったよ。国に戻る。」という密入国者の台詞がやたら心に響いたんだよね。

止むを得ず故郷を離れることを選択した人たちは、少なからず現状よりも快適な暮らしができるという希望があるのだろうな。例え大きな大きなリスクを抱えるとしても。

西のエデン Eden à l’ouest
フランス映画祭2009では、最終日の最終回の上映。
15日(日)20:40~です。

フランスが好きです!

yapme!のLiLieさんにもお会いすることができ、光栄です。
トレトレジョリー★な、素敵な方でした。
フランスブログ、やっててよかったー!!!