再びオ・シャポン・ファン　au chapon fin

給料日恒例贅沢ランチ

先月に引き続きオ・シャポン・ファンでdejeunerにしました（先月の記事）。午前中にかなりイヤな思いをして、ストレスMAX。頭に血が上ってしまったので駅前のゲーセンのパンチングマシンで発散しようかとしたのですが、急遽Uターン。

とりあえず、心を落ち着かせよう。

騒がしい246を外れ、安らぎを求め、いつの間にか辿り着いてしまいました。やっぱり私の心の拠り所は、フランスなのだ。

店内に入ってレストランのある2階へ。おや、今日はマダムがお出迎え。とってもサンパで品のいい感じの御対応に、さっきまで憤りを感じていたことなど瞬時に忘れてしまいました。はい、単純。ムッシュは厨房にいるご様子。
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「本日のランチ」￥1,500。まずはサラダ。グリーンサラダのオレンジソースかけ。オレンジの皮も入っていて、美味。さっぱりしていて、怒りで火照ってしまった体が嘘のように穏やかになっていく。
この間来たときはお店が地震のように揺れていたのですが、どうやらお隣の工事が原因だったようで。今日はとても静かでした。
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「写真、撮られるんですか？」とマダム。
「あ、は、はい。すみません…」とつい謝る私。あら、こちら撮影禁止でしたかしら。

と思ったら「こちらの方が写真映えしますでしょ」と、他のテーブルにあった、皮の開いた方の毬栗を持ってきてくださった。私のテーブルのは小さめの皮が閉じた状態のものだったので。嗚呼、そのおもてなしに涙がキラリ☆　ダメダメ、怒ってばかりいては、心がどんどん廃れてしまうものね。メルシー、マダム。今日あなたに出会えたことに感謝致します。
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せっかくなので毬栗アヴェックサラダでも一枚。本当にいい気分でいただくことができて、幸せです。
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メインは「大山地鶏のソテー　ペンネ添え」。お魚料理が先月と同じ白身魚とホタテのプロフィットロールだったので、珍しくお肉料理にしてみました。鶏肉も柔らかく、野菜たっぷり。マダムエムッシュの人柄の良さが体中に染み渡るようで、実に美味しくいただきました。
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あまりに私がムシャムシャ勢いよく食べるもので、マダムがもう一切れパンを持って来てくださいました。
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デセールは洋梨のシャーベットとタルト オ フィグ。先月と同じいちじくのタルトですが、やっぱりここのは格別美味しい。きっとお店の雰囲気とホスピタリティの高さが美味しさを数割増しにしているのでしょう。
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最後にコーヒーをいただきます。もうここを永遠に離れたくない思いです。
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お会計は1階でするのですが、お店の外までマダムがお見送りしてくださいました。「ここの花を全部植え替えなきゃなの。」「この間ね、こちらであるミュージシャンのかたがビデオの撮影をされて、すごく大勢の方がいらっしゃったんですよ。」と、みすぼらしい成りをした私にもこんなにご丁寧に話しかけて来てくださる。
そんなにいいお店で食事をしたことはない私ですが、本当にこちらのお店の御対応はピカイチだと思います。食べに来る人の心をこんなにあたたかくしてくれるお店が、あるのですね。

東京も、悪くないと思うのです。

メルシーボークー。ごちそーさまでした。