TOKYO! ゴンドリー&カラックス&ポン・ジュノ!

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ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノの、夢のオムニバス作品TOKYO!を観てきました。

本当は、レビュー書くか書くまいか迷ったのですが、自分の備忘録も兼ねて。この迷いは・・・大好きな監督&出演者だらけだから自分の中で期待が大き過ぎたのかもしれないし、他の人は感銘を受けてるのかもしれないし、こんな風にショック受けているのが自分だけなのかもしれないし。。。
好きなんだけど、理解不可能過ぎた。まだ映画鑑賞の修行が未熟なんですね。それとも外国から見た東京ってこんななの?

パンフで、やまだないと先生が感想を書いてらっしゃいましたけど、そのまんま言葉を借りながらレビューをば。

インテリア・デザイン(ミシェル・ゴンドリー)
「ゴンさんのトウキョウは、ワタシもよく知っているトウキョウだ。トモダチのようなトウキョウだ。」(やまださん)
そう、そうなの。途中まではね。東京に来て才能を見出されなくて埋もれていく人なんて、山ほどいるしね。駐禁でレッカーで持って行かれた、あの膨大な数の車の中に、ポツンと佇む藤谷さんの姿。あんな感じの境遇、東京にいる人は結構あるんじゃないかな。
ところが急激に展開が変わっていっちゃって、おいおいおいおい、どーしたどーした、えええ!?って心境で、FIN。会場からもささやかなどよめきが。カップルなんかも「え??」って顔見合わせちゃったりして。
ゴンドリーさんの頭の中はカオス過ぎて。途中まで本当に好きだったのにな。彼の世界を映画として描くのには、ちょっと時間が短かったのかなー
加瀬亮くんに頭を抱えられる藤谷さんが、実に羨ましい。あー、ジェラシー。

メルド(レオス・カラックス)
「カラックスのトウキョウは、きっとカラックスのよく知っているトウキョウなのだろう。カラックスも冗談をいうのだな。」(やまださん)
カラックス×ドゥニ・ラヴァンですよ、私を「フランス好き」から「フランスかぶれ」へと変換させたあの「ポンヌフの恋人」以来16年振りのドリームタッグですよ。もう興奮しすぎて体中の毛穴から汗がでてきます。
それが…ショックです、カラックス監督。私はあなたの冗談をちっとも笑うことができませんでした。それどころか、なんか侮辱されている感じがして…フランスかぶれ以前に私、日本人ですからね。J’adore le Japonですから。ああ、どうにもこうにも表現し難い。長年片思いしている人から「生理的に嫌い」って言われたような衝撃です。というか、第一「メルド」って…
いつもの職場とドゥニの2ショットも、ホントだったら鼻血がでるくらい興奮するシーンなんだけどね…
それにしてもドゥニってやっぱり汚い役が似合ってしまうんだな。私も充分汚いですよ、カラックス監督!!次回共演者は私なんて、いかがでしょうか??
ドゥニのヌードが大画面で拝めたので、一瞬失禁しそうになりました。

シェイキング東京(ポン・ジュノ)
「ポンさんのトウキョウは知らなかったトウキョウだった。」(やまださん)
引っ越し蕎麦をお隣さンに届けることなんて先ずないものね、この東京砂漠。うちはマンションの壁が割と薄いのですが、住んでいるはずのお隣からはまったく人の気配がしません
香川照行さんみたいな引きこもりだったりするのかな。
インタビューで加瀬亮くんは「香川さんは日本一、いや世界一の引きこもりです」って言ってたけど、引きこもり役ハマってました。あと、蒼井優ちゃんは文句無くかわいすぎます。非の打ち所がない。だってカラックス監督、惚れたんでしょ?あーたすごいよ、優ちゃん!!
ただ、結局この作品もやはり一番何を伝えたいのか、理解する間もなく終了してしまった。

東京を侮辱している訳では決してないんだろうけども。なんだか変に悲しくなってしまったのでした。
ああ、期待なんて過剰にするもんじゃないんだな。そしてもっと映画を観て、この世界観が理解できるようにならないといかんな。

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