ガラスの墓標 CANNABIS

セルジュ・ゲンズブール追悼。今年は命日にガラスの墓標を鑑賞。

HISTOIRE
一人の女性を愛したために破滅へと向かう殺し屋の姿を、S・ゲンズブールとJ・バーキンの主演で描く。ニューヨーク・マフィアの殺し屋セルジュは、フランスの麻薬組織エメリー一家の壊滅のためパリへと向かう。到着早々、エメリーの手下が待ち受け、重傷を負ったセルジュは飛行機で知り合ったジェーンに助けられる。ある日、恋に落ち愛の歓喜にひたる二人の前にセルジュの相棒ポールが現れた。彼らは組織壊滅の攻撃を開始するが、セルジュはジェーンのためにマフィアから足を洗おうと決心する……。暴力、麻薬、乱交パーティー、ファッションなど、全編に1969年という時代の匂いを散りばめた異色のフィルム・ノワール。

しっかし「cannabis」を、よくここまで秀逸な邦題にしたなあと思う。天才的邦題を付けた人には、国民栄誉賞付与してもいい気がするー。

アメリカ的フィルム・ノワールを今の心境で見ていたら破滅してしまいそうなんだけど、やっぱりゲンズブールは私のビタミン剤だ。肌艶がよくなる感じ。

いやとにかくこの映画でセルジュが着ている毛皮のコートがめっちゃくちゃ渋くてかっこよくって。私が男に生まれていたとしても、きっと惚れてまう。
ジェーンのボーイッシュな(大変失礼!すみますみませんでしたすみま!)体に色気を感じなくても、avecセルジュだと妖艶に見えるのがミラクル。

ピエール・コラルニック監督と言えばやっぱり『アンナ』が一番好きだ!

フランスが好きです!