6月に矢田部さんのツイートで知った映画『ショック・ドゥ・フューチャー』(Le Choc du futur)。やっと先週公開されたので観に行ってきました!
公開されるとは!これはマジで好きです。某映画祭で真剣に検討した…。新たな時代を開拓する刺激に満ちて、作りは抜群のセンスを凝縮したミニマルなサイズ。ああ、最高。書いていて興奮が蘇る。スクリーンで見られるなんて至福過ぎる。駆けつけます。 https://t.co/A2m2VVPwaF
— 矢田部吉彦 (@yoshiyatabe) June 10, 2021
最初の邦題、『ショック・トゥ・ザ・フューチャー』とかもうちょっと恥ずかしい感じのだったと思うけど、原題ほぼカタカナ読みに変わってよかった。
監督はヌーヴェル・ヴァーグのプロデューサー マーク・コリンというのだから、これはもう豪速球のどストライクものに違いない!と、期待値ハードル上げまくっていたのです。
私個人的に期待値あげまくると残念な感じになる確率高いんですが、この作品はその期待値よりもさらに上行く最of高な作品だった。
物語のほとんどが主人公アナ(演じるのはアレハンドロ・ホドロフスキーの孫娘・アルマ・ホドロフスキー)住むアパルトマンで繰り広げられているのだけど、それが逆に閉鎖的空間が当時の女性の生きづらさや表現の制限、男性との格差をより感じることができたんだと思う。
実はたった1日の出来事を描いていて、映画自体も80分程度で全然超尺じゃないのに何年ぶんもの経験したような感覚が得られるのも演出なのかな。。
アナがタバコ吸いすぎてなんとなく煙い感じがするのも、学生時代のライブハウス思い出した。
なんでも先駆者になることってすごいこと。
今よりもずっとずっと息苦しかった時代のできごとなら尚更。
アナの喜怒哀楽ポイントにわかりみしかなかった。
この作品の魅力はやっぱり音楽。映画館で観れて良かった。
コロナ禍でなければ3回は観に行ったな。
ところで、新宿シネマカリテのロビーがなんとも言えない世界観だったので機会があれば是非観に行っていただきたい…!!
(なぜか水槽にデンキウナギがいるのです)