3人のアンヌ In Another Country

もう数週間経つのですが、東京フィルメックスにてホン・サンスの『3人のアンヌ』を見ました。
来夏日本公開。

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当日は監督が登壇。
「みなさん見たことないような作品だと思いますが、心を開いて見てください」
と上映前舞台挨拶でかなりワクワクのハードルを上げましたが、、、

いやー、面白かった!
鑑賞から数週間経ったので記憶が曖昧になってきましたが…

あらすじとしては

韓国人の女の子が、フランス人女性・アンヌ(イザベル・ユペール)を主人公とした
3本の異なるストーリーを書き上げる

というもの。
アンヌは「映画監督」「韓国映画監督の愛人」「韓国人女性に男を寝取られ傷心中」
と3通りの異なるアンヌなんだけど、
アンヌ以外の登場人物、舞台(韓国モーハンの浜辺、灯台)、小道具(傘や焼酎のボトル…)は共通している。
うーん、確かに「見慣れない」というか、なんというか、不思議な構成。

特にライフセーバー役の彼は台詞も行動も3本ともほとんど一緒。
同じギャグを3回も繰り返すわけ。
でもオチはわかっていても、なんか彼が出てくる度に笑けてきちゃうのよね。
慣れない英語で必死にコミュニケーションを取ろうとする姿に
アンヌと同じように惹かれてしまうの。

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ちょうどこホン・サンス特集がシネマート新宿でやってて
「ハハハ」と「次の朝は他人」を見ました。
“韓国版ロメール”と言われるホン・サンスですが、「次の朝は~」は特にそう感じました。
脱力した感じ(間の取り方、と言った方が適切かしら)と、言葉の選び方と。
登場人物の男性がどの作品も個人的にタイプではないので、
今度はオールフランス人キャストで撮ってほしい所存。

そういえば、フィルメックスのプログラム買ったらアニエス・ベーのトートバッグに入れてくれた。
こういうのフランス映画祭でもやってくれないかなあ…

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