メルヴィル・プポー特集@東京日仏学院も残すところあと2日!!!
イメフォのゲリン特集と二股してるので、先週はそれはそれは忙しい週末でしたよ。
プポリンもゲリンも帰ってしまったのですが、まだまだ祭りは続くー。
イメフォと日仏ハシゴしたのに、カメラ忘れる&iPhoneの充電僅か10%という大失態。
その分トークを聞いたのにメモ取ってないので記憶が曖昧。。。
微かな記憶を頼りに、記事にしてみよう、うん。
プポリンのデビュー作、ラウル・ルイス監督『海賊の町』(La Ville Des Pirates)。
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なんでも、世界に一本しか無いと言う、天然記念物的なこの作品の35mmフィルム。
プポリン9歳、ここが彼の原点。
まさにリトルモンスター、“殺人鬼ピーターパン”という役所を見事に演じ切ってる。
9歳にして既に眼力で演技しているような、スクリーンに人を引き込む術を身につけているの。
完璧なホラーとも言えない、でも決しておとぎ話ではない…なんともカテゴライズ不可能な…
そうか、これこそがラウル・ルイスなのね。
日仏での上映後は、パリでのラウル特集(FESTIVAL PARIS CINÉMA 2012のラウル・ルイスレトロスペクティブ)へと精力的にラウル活動するプポリン、
上映後のティーチインでも、一週間滞在の疲れを微塵も見せず、上機嫌。
詩の朗読もあり、ジャンヌ・モローについて聞かれたら「彼女は150歳でね…」なんて冗談も飛ばし、会場(9割女性でしょうかね)を沸かせる。
自然と出来た“出待ち”の行列。
「本人お疲れなのでサインは遠慮ください」と言われたので諦めて帰ろうとしたら
「え、するよ!」と自らファンに寄って行くプポリン。優しいね。
で、今回二度目の心電図的プポリンサインは『ぼくを葬る』にいただきましたー。
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が、この後、ものすごーくドン引きしたことが、、、
日仏の玄関にタクシーがついても尚サインを続けるプポリン。
すごく熱心なファンのかた(仮にAさん)がプポリンとお話しされてるときに、次に並ぶ女性が
「ねー!早く早く早く早く!次わたしが並んでるんだからー!早く!話してないで早く早く!」
と、Aさんをどつくのです。
…え?
自分の目を疑うような言動…。
更にその女性は、Aさんがプポリンと写真を撮っているときなのに
「えへーもうくっついちゃったもんね!私の番!」
と…
ドン引きもいいところ。
Aさんがとてもいい人のようでしたのでその場は何もなかったですけど
私だったらどうしてただろう…
プポリン、日本がとても好きだとお話ししてましたが、最後に変な印象残してなければいいけれど。
プポリンが帰国した翌日の日仏の上映はとても静かでした。
どうしても見たかったジャック・ドワイヨンの『15歳の少女』。
スクリプターはジェーン・バーキン!
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15才の少女はジュディット・ゴドレーシュ。
最近だと『しあわせの雨傘』で有名な彼女です。
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少女のピュアさは、ときにとてつもなく残酷で。
あまりにもプポー君が不憫で。
そしてドワイヨンが怖くて。
南国(イビサ島?)の太陽が眩しくて、
目の前に広がるのは水平線だけという絶景に
「ガチでヤバいー」(脚色翻訳)とはしゃぐ彼氏を横目に
したたかに彼のパパと恋に落ちる15才の少女。
ボロッボロのサマーセーターがやたら気になるも、戦慄が走るほど怖かった…
プポー君が「イカれた監督」という所以がよーくわかった気がします。。。
ご無沙汰しております。フランス映画祭のときにコメントをいたしましたえりです。
今日で日仏のプポー特集も終わりですね。
おかげさまで、プポーさんにサインをもらいました。写真も撮り、お話までできました(^-^)とても優しい方でした。
色々と情報を教えてくださりありがとうございました。
プポーさん最後の日、私もおりました。私の周りはいい方たちばかりで、待っている間みんなでプポートークしていましたが、実はそんな事があったんですね…(^-^;
えり様
いえいえ、私は情報発信はしておらず…でもお役に立てたようで何よりです!
本当にジェントルマンでしたよねー、プポー君。
そう、あの日、最後の最後にあんな出来事が。
彼が日本語を理解してないのがまだ救い…ですかねえ。。。