#25 : アアルト設計のカレ邸訪問 その1

モンパルナス駅から電車で約30分。

カレ邸(Maison Louis Carré)
http://www.maisonlouiscarre.fr/
の近くのVilliers-Neauphle駅で下車。

カレ邸宅訪問予約の際の記事は⇒こちら

「カレ邸」は、フィンランドの建築家・アルヴァ・アールトが
フランスの画商・ルイ・カレのために設計した家です。

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(駅舎の写真は帰り際に撮影。
着いた頃は大雨でした…)

ガイドさんが駅でお出迎え。この駅から車で15分。

「建築家のかたですか?」
「あ、いえ、かたじけない…
妹は建築関係の仕事してますけど」

パリから僅かな距離しか離れていないけど
ずいぶん遠くに来た感じ。
レンタカー借りたとしても、
絶対に辿り着けないような田舎道をうねうね…

そしてカレ邸到着。
大雨なので外観写真は撮れず、玄関の軒先で最初の一枚を。

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せっかくの建築探訪なのに、こんな大雨だなんて…
内部を見学中に、晴れることを祈って。

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建築の専門用語が出て来たらもうアウトだけど
解説は英語かフランス語か、と言われたので
フランス語でお願いしました。

見学料は一人15ユーロ。
カードも使えます。
車代は取られませんでしたが、渡すべきだったかしら…

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靴にビニールをかぶせて中に入ります。
(やっぱり「靴を脱ぐ」のではないのね)

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時間通りガイドスタート。
まずは玄関から。

波形の天井は、光の屈折をうまく計算した上で
玄関からサロンまで続いています。

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この家、ドアの取手、金具のひとつひとつまで
全部アアルトが設計して作ったんだそう。

ひとつとして同じものはなく、
そのドア(部屋)の用途に応じた取手の形。

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ダイニングルーム。

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この変わった形のランプも
光が壁に届き、絵を照らすために計算されたもの。
画商のカレは、ものすごい数のコレクションを壁中に飾っていたので
日光を直接当てずに作品を活かす計算が
この家中になされているんだとか。

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イッタラ?
ところどころに北欧っぽさを感じます。わくわく。

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そして椅子もアアルト設計。
建築は全くダメだけど、
人間工学をかじったことのある身としては
インテリアに興味津々。

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そしてサロンへ。

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玄関から続いていた波形の天井、
結構大胆な終わり方。

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椅子やテーブルの脚の独特な形にも注目してね!
と言われたので忠実に見てみる。

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サロンの大きな窓、
緑の庭を眺めるのにこのランプが遮ってるように思ったけど

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いやいや、浅はかな考え。
サロンの椅子に座ると、それがまるで絵画のように見えるのです。

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週末になると多くの人を招待していたというカレさん。
暖炉もあり、椅子もソファもたくさんあり、広く寛げるサロン。

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寝室へ。

さりげなくマティスやジャン・コクトーの作品が壁にあるというね…

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クローゼットの中も見せてもらえました。
画商カレさんは、帽子のコレクションもたくさんあったらしい。
(写真左側がガイドさん。)

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体が不自由だったカレさんのために設計されたお風呂。
ここは意外と寂しく…

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でもサウナはあり。

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寝室の窓にも工夫あり。
風の向きに応じて開け方を変えるらしい。(うろ覚えですが)
お風呂、サウナ、寝室、
どの窓からも庭の緑が見えます。

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外はまだ雨だけど、十分に明るい光が差し込んできます。

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つづく