カンヌ映画祭・閉幕!!

また今年もネットで結果を知らされました。
昨年ようやく我が家のMacでも観れるようになったTV5とともに
例年以上に楽しめました。

世界のキタノのお陰で、日本にいながらも、民放でもカンヌの様子をうかがい知ることができたし
公式サイトも日本語版が用意されていたり
ツイッターという便利ツールを通して現地スタッフの生の声を聞けたり。

なんだかフランスがまた近い国に感じられたなあ。

Palm d’orはアピチャッポン・ウィーラセタクン
の『ブンミおじさん』。
今大変なことになっているタイから、初めてのパルムドール!!

・・・えーっと

アピチャッポン・ウィーラセタクン
アピチャッポン、、、

とってもいいお名前ですが、3回唱えても覚えられなかった。

でもほら、雨天が続くし
ピチピチチャプチャプアピチャッポン!
なんて歌いながら覚えようと思います。

グランプリはグザヴィエ・ボーヴォワの『Des hommes et des dieux』。
審査員賞はマハマット・サレー・ハルーンの『Un homme qui crie』。
どっちも日本公開が決まっていないのです。
DVDレンタルくらいになっちゃうのかなー。
ボーヴォワのは見てみたいんだけども。

ついこないだ目の前で見て、握手して、サインももらったマチュー!!
彼の監督作品『TOURNÉE』が監督賞に輝いた!!
やーん、なんかまた遠い存在になっちゃった気がするわん。
俳優としてカンヌ常連のマチューですが
監督して評価されるのは、本人すっごく嬉しいんだろうな。

男優賞はハビエル・バルデムとエリオ・ジェルマーノ。
濃っ!!

女優賞は、出たー!ジュリエット・ビノシュ様!!!
キアロスタミとの黄金コラボ作品。
もうフランスで公開されてるんだっけな?
あー、観たい観たい観たい・・・

「ある視点部門賞」はオリヴェイラの『アンジェリカ』か、ゴダールの『Film Socialisme』かで
賭けていたんだけれども(あくまで脳内妄想の自己満足)
ホン・サンスの『HAHAHA』に軍配が!

そっかー、うんうん

観ていないのに、やけに納得。

韓流映画って、あんまり観たことがなかったんだけども
ホントに食わず嫌いなだけだったんだよな。
去年『アバンチュールはパリで』のブログに関わったので
それから人生で一番韓国映画を観る年になったわけなんですが。

大韓航空にはここんとこ毎年お世話になっていますが
韓国映画は初心者なのです。

こんなにロメールチックな作品に仕立て上げられた邦画を知らないし
正直、なんだか、悔しかった。




HAHAHAって、漢字にすると
夏夏夏 なのね。
夏、ココナッツ、とつけたがる私ですが、なにか。

今年も観たい作品が結構あったような気がするけど、
ティム・バートンは大好きだけれど、
こんなに遠い国にいながら情報には事欠かなかったけど、
それでもやっぱり審査委員長はフランス人がいいな、と思うのでした。

いつかは映画祭開催期間中にカンヌに行きたいなー。
(野宿でしょうけど)