ディプティック60周年「ル・グラン・トゥール」Le grand tour

ディプティックは創業60周年！

60周年記念コレクションの第4弾（déjà ??）「ル・グラン・トゥールコレクション」の世界を体感できるポップアップイベントへ行ってきました。

ヴェネチア、ミリエス、京都、ビブロス、そして…パリ！

5つの土地の文化や歴史からインスピレーションを得て誕生したキャンドル、オードトワレ、香りのオーバル。
コロナ以降こういったポップアップイベントは久しぶりにきましたが、展示こそ少ないものの、生で見るプロのクリエイティブにドキドキしました。

パリでも同時期に開催中なのですが、サイトが素敵過ぎました…

Diptyque Exposition Le Grand Tour « Voyages Immobiles »
https://exposition-voyages-immobiles.diptyqueparis.com/fr_fr

パリの展示会は« Voyages Immobiles »（動かない旅）というタイトルがつけられています。せっかくなので⬆️のフランスサイトのフランス語を一部訳してみます。

“Voyages Immobiles” est un regard sur l’extraordinaire polysémie du « voyage » à l’ère du nomadisme planétaire et après le basculement soudain de notre monde dans un immobilisme.
「Voyages Immobiles」は、世界的なノマド生活時代、そして世界が突然不動の状態になった後の、「旅」の異常な多義性について考察するものです。

nomadisme : 遊牧生活　テレワークが主流となった今は、働く場所を定めないという意味で「nomade」（遊牧民）というワードがよく使われるようになったような気がします

polysémie ：多義性　「poly-」多数の　「sème」意味素　「sémantique」意味論

“Dans le sillage de Voyage autour de ma chambre” de Xavier De Mestre (1794) qui fit de son confinement une expérience propice au vagabondage mental et à l’introspection, l’exposition explore diverses errances esthétiques, réelles, digitales, mythiques ou imaginaires, alors que le voyage ne cesse de se réinventer face à un désir accru de dépaysement.

生活環境を変えたいというニーズの高まりを受けて、旅は改革され続けている一方、この展覧会では、グザヴィエ・デ・メストレの「わが部屋をめぐる旅」（1794年）で、監禁された状態を”心の迷いや内省を助長するような体験”としたことから、現実、デジタル、神話、空想など、さまざまな美的放浪を探求します。

dans le sillage de qqn ： à la suite de qqn, derrière qqn
fit ：faireの単純過去

Le voyage peut dès lors commencer au seuil de notre porte, aux lisières de l’esprit.

そのため、旅は私たちの玄関口である心の端から始めることができます。

dès lors ：したがって doncと同じ意味で使えるので、テストでは使える表現
lisière：境、はずれ

さて、今回我が家へお迎えしたのはこちら。