ホテル・ネグレスコに隣接している Musée Masséna へ。
デンマーク出身の建築家 Hans-Georg Tersling(存じ上げませんでしたが、ベルエポック時代の著名な建築家だそう)が手掛け、1898〜1901年に建てられた美術館。
音声ガイドはありませんでしたが、各部屋に説明書が置いてありました。
(以下、フランス語わかるかたは現地行った気分で説明書写真拡大して見てみてください♡)
今まで聞いたことがない(ニースにまつわる)フランス人の名前がいっぱい出てきます…。
ニースはもともと、貴族や資本家によって管理されていた町。
第二次世界大戦後もイギリスやイタリアを中心に芸術家や富豪がニースに移住してきます。
こちらの美術館、一階は美術品をたくさん展示してあるものでなく、富豪の邸宅を訪問しているような感じでした。
- hémicycle
半円形(の建築空間) - un trumeau
窓間壁、窓間壁・暖炉の上の 飾り絵、飾り鏡 - Le château de Govone
イタリアのゴヴォーネ城 https://www.castellorealedigovone.it/ - néréide
(海の精?)
つづいて Cabinet de lecture(読書の間)
- un legs
遺贈、遺贈物
つづいて Salon des portraits (肖像画の間)
- comme il est d’usage
慣例として - une enfilade
一連、ひと続き - les pièces exposées au midi
南向きの部屋 - Turin
トリノ - médiéval (e)
中世の
そしてそうとは見えない Fumoir(喫煙室)
- pan coupé
(建築用語)2つの壁を作る角を切り落とした平面 - un guéridon
(1本脚の)小型円卓 - estampillé
焼印を押された
続いて二階へ。
階段そのものも素敵だったんですが、手すりにもたれかかってる係員の姿見て、「ああ…フランスだなあ♡」ってなる。重度のフランス病ですね。
2階は、1階とは全く異なり、ニースの歴史を紐解く展示物がずらりと並べられていました。こちらも常設。
3階は期間限定の展示。
このときは「Le Cercle Enchanté」。
サーカスの誕生から、18世紀までの歴史を紐解く展示です。
なんとこちら、Alain Frère氏のプライベートコレクションだそうで!
(Alain Frère氏、ニース北にあるトゥレット=ルヴァンに個人美術館もあるそうです。とってもレトロなホームページは→こちら)
不思議な世界観、ちょっとチープな感じも、めちゃくちゃ楽しかった(笑)
今まで見てきた豪華絢爛な世界よりも断然親近感湧くからでしょうか…
フレンチリヴィエラパスで無料で入れるから、というだけで来てみた美術館でしたが、かなり楽しんでしまいました。
ここの美術館と、セグウェイはこのパスがなかったら体験できなかったかもしれません…!
でもどちらもおすすめです。