ニース シャガール美術館 Musée National Marc Chagall

旅4日目。

SNCFのストがなければアルルに向かっているはずだったのですが、出発前の週末にキャンセルのお知らせが…

そんなわけでこの日もニース。
私には珍しく、分刻みにせず、慌ただしく忙しくない旅。

時間にゆとりができたので、バスは使わずのんびりと歩いて美術館へと向かいます。
意外と坂が多く、Google Mapでみるよりもだいぶしんどい道程には高級住宅街が並びます。

最初にやってきたのは、シャガール美術館 Musée National Marc Chagall


高級住宅街のなかにぽつん、とあります。
私は歩いて行きましたが、バス停もすぐ目の前にありました。(着いた時点でだいぶ疲れてしまったので、乗ればよかったかな…笑)

美術館のお庭もまるでセレブの豪邸みたいな趣。

音声ガイドを借りるためには、パスポートを預けなければいけません。
(団体だったら、一人分でOK)

セキュリティ的にちょっと怖い…大人がちょっと手を伸ばせば届きそうなところに置かれるし。
とはいえせっかくなので借りてみました。

ここはシャガールが生前に自らプロデュースした美術館。
ゆっくりと始まるイントロ。

立派なステンドグラスが拝めるメディアテークを抜けたら、一気に始まるシャガールの世界。
一曲目はバラードなのに、二曲目でいきなり変調してロックに、そして時にはパンクになるライブ構成のようで、めくるめく世界観がとても楽しい。

こちらの美術館は決して広くはないのですが、バリアフリー設計でした。
単に人にやさしい作りだけでなくて、これだけの展示点数(約200点)を単純な横移動のまま鑑賞する構成はなかなか新鮮で面白かったです。

赤色好きだしこの空間もよかったんですが、やっぱりシャガールは青色のが美しい。