まだまだ半分も書けていない先月の旅の記録。
諸々ぶっ飛ばして帰りのフライトのこと。
空港に辿り着くまでにドタバタがあり(⇒【死ぬかと思った】)、
着いたときには精根尽き果てていたのであります…
いつも免税店やらで最後の悪あがき的な買い物をしていたのですが、
今回はとてもそんな気分になれず。
と言ってもセキュリティゲートをくぐって間もなく搭乗時間。
11月のパリ。
気温は低いはずなのに、汗だくで搭乗することになるとは…。
ゲートからバスで移動でした。
通勤ラッシュかってくらいの混雑…
そして遥か彼方、空港のフリーWi-Fiも届かないところまでバスは進み、
機体、A380でなくB777-300型でした…。
往路でもこの機体だったのですが、携帯をUSBで充電することができないんですよね…
便利さに慣れると、僅かなことでも不便に感じてしまうのね。
やっと搭乗!
往路と同じ席。
エコノミーの一番前の席は、足下が広くて窓側でも隣の人を気にすることなくトイレに立てるから結構快適なのです。
レンタルWi-Fiつなげて、搭乗連絡済ませたら、あとはもう寝るだけ。
とか言いつつ、気になるメニュー。
スーツケース持って爆弾からの逃亡劇に巻き込まれたのは生まれて初めての体験だったので(今後はもう体験したくない)、めっちゃくちゃ体力消耗してお腹は減ってきたのでね。
「Miso soup」の文字が黒く塗りつぶされているけど、さて何かなー
この時点で気づいた私。
そうだ、まさかこんな旅になるとは予想だにせず、
復路はアラカルトメニューを頼んでいたのでした…
あー、私のばかばか!よりによってこんな気分のときにいいご飯頼むなんて!
隣のフランス人が興味津々で話しかけて来る。
「なにそれなにそれ!?
どうすればそれ頼めるの?
え?インターネット?マジかよー。
すみません、CAさん!
僕も今からこれにできない?ダメ?
あー、残念。」
このカトラリー、クリストフルとエールフランスのコラボグッズだった!
すげー。
と、興奮する横で
「僕のメニューも撮る?」
と。
「う、うん…やっぱいいや、ごめんなさい」
アントレは、フォアグラのテリーヌ。
パンデピスと、いちじくのチャツネ。
プラは子牛のブランケットのクリームソース煮込み。
たっぷりのシャンピニオン、そしてバスマティライス。
こんなときに食えねえ!って思ったけど、完食しました。
結果、これ頼んでおいてよかった。
美味しいもの食べて、疲れが少し吹っ飛んだ感じ。
食べている間も隣のフランス人にずーっと話しかけられてきたけど、今までこれほどフランス語をうざいと感じたことがあっただろうか。
いい人だったけど。
間もなく、日本に着くのね。
こちらはいつもの、ほうれん草と卵のあれです、あれ。
復路はあっという間。いつもと同じ。
でも、いつもは「帰りたくない!」と思っていたのに
成田に着いた瞬間に、今までにない安堵感を覚えたのでした。