11月14日土曜日。
前日帰宅後に目にした恐ろしいニュースを深夜まで見続けて
TVをつけっぱなしでいつの間にか寝てしまい
5時過ぎに不快な目覚め。
この日はボーヌのワイン祭りへ行くつもりだった。
オペラ座近くに7時集合予定、以前に設定していたiPhoneのアラームが5時過ぎに鳴り響く。
だけど祭りで楽しめる気分にもなれず…
そのままベッドに横たわりながらiPhoneをいじる。
眠りについたほんの2時間ちょっとで、LINEやメールがとにかくたくさん。
第一報で日本に連絡したときは
「??なんのこと??」
って反応だった人たちからも、時差で日本にもニュースが届いたらしく
「おーい!無事か?!」
と再確認の連絡が。
グループLINEでは
「のんから連絡来てねえ」「マジか邦人被害ナシ言うとったで」「おーい」
「てか寝てんじゃね今」「Facebookで無事言うとるで」…
だから、無事だから…
フランスにいる友人からも電話が。
特に地方にいると温度感がわからないらしい。
私もまだこの時点では外に出てないけど、
静かなはずのサンジェルマン界隈なのに
一晩中パトカーのサイレンが鳴り響き、
なんとなく物々しい感じになっているのはわかった。
「国境閉鎖だって!日本帰れるの?」
んー…もうなんもわかんない。
「これは戦争だ」
やめてオランド。
7時頃にアパルトマンの大家さんから電話が。
無事を確認し、
「明日ここを出る予定でしたが、出国できる日まで延泊させてください」
とお願いした。
(大家さん、襲撃があった10、11区のすぐ傍の12区にお住まいなので
事件後3日間、外に出なかったそう…)
ニュース見ながら、iPhone片手に何時間ベッドに横たわっていたんだろう…
少し鬱々としてきた。
パトカーのサイレンも落ち着いたと思われ(頭の中ではずーっと鳴り響いてるけど)
昼過ぎに恐る恐る、外に出てみた。
…驚くほど普通だった。
確かに土曜の割には閉まっている路面店も多いけど、至って普通。
語弊があるかもしれないけど、ちょっと拍子抜けするほどだった。
頑張ってボンマルシェまで歩いてみたけど、閉店。
コロコロを引きながら、肩を落とし残念そうに帰っていくマダムがたくさん。
サンジェルマンデプレ駅近くのモノプリは開いていた。
そしてCherche-Midi通りにあるポワラーヌも。
大盛況。
11月第4木曜(この記事をアップするのが偶然11月26日)、
サンクスギビングデー(感謝祭)用のカンパーニュ!
ずっとベッドでニュース見てたから食欲減衰してて、
美味しそうとは思うもののあまり買えなかった…
クッキー300g(袋入りで一番小さいサイズ)とパンオショコラしか購入しなかったけど、9ユーロ以上してちょっとびっくり。
あれ、こんな高かったっけな…
そしてテレビつけたら、普通にクイズ番組やってた。
切り替え早いな!