ジャック・ドワイヨン監督、『ポネット』以来19年ぶりの日本公開作『ラブバトル』(Mes séances de lutte)を見てきました。
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© KMBO
サラたんは『戦争より愛のカンケイ』で既にエロテロリストを熱演しているので
さほど驚愕しないだろうなー、とは思っていたのですが…
いやはや、やられました
相手役のジェームズ・ティエレは、チャップリンの実孫。
2人が、これぞ真の意味で“体を張った”熱演。
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亡き父親や家族との確執を抱える女と孤独に生きる男が、お互いの感情をさらけ出し、力尽きるまで殴りあったり、闘いを繰り広げるさまがつづられる。
(Movie Walkerより)
と、うん、まあ、そうなんですけど…実際そんな深刻な話には思えなくって。
“ラブバトル”なんてとってもアレな邦題が(正直に言おう、ダサい。)そうさせてるのかな、
思わず吹き出して笑ってしまいそうになるシーンもあったんだけど、
ほぼ満席だった会場はずっと静か…私の感覚がおかしいのかしら。。。
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「父の葬儀で田舎に帰った娘が、遺産相続でトラブって、過去のトラウマで鬱々としていて、
昔好きだった人と妙なセラピーに走り出す」
と、以前に書いた記事で訳してましたが
「昔好きだった人」というか「寸止めで関係を持たなかった人」というか。
セラピーでもないし…ちゃんと相手してあげてるから偉いなーとは思うけど…
役名もなく、エンドクレジットでは「Elle」と「Lui」。
与えられる情報量はすごく少ないし、
彼女の本当の相手(怒りをぶつけている)の父親は物語が始まった時点で既に不在。
そして「あの夜」の出来事もElle と Lui の会話から妄想するしかないのです。
ひたすら長いコンテンポラリーダンスのような2人のぶつかり合いを見ていると
あ、これは全部を理解することはないのかな、と
勝手に理解してしまいました。
『ポネット』の次の日本公開作が、『アナタの子ども』でなく、この作品ですか!
とはいえ4日に公開されて、もう今週末で終わってしまうので…
気になる方は是非にー。
フランス版の予告編↓