もう今週末でアンスティチュの春学期講座が終了。
早いなー。
一回もおさらいしないのもあれなので、少しずつ頑張ってみます!
今回の講座はベルトラン・タヴェルニエの「Quai d’Orsay」。
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ラファエル・ペルソナが出てるってだけで気になってたんですが
「Musée d’Orsay」でなく、「Quai d’Orsay」。
フランス外務省の内部を風刺的に描いた作品。。。
日本で同じような映画作ったら、「永田町」とかそういうタイトルにでもなったんでしょうか。
劇中に出て来る大統領・Alexandre Taillard de Wormsは
Dominique de Villepin…そう、ドヴィルパンのこと。
(名前の「de」はparticule:貴族の家柄であること)
アレクサンドル演じるティエリー・レルミットは、顔こそ似てないけど
大袈裟な話し方も態度も、周囲への無茶振りも、かなりクリソツだそうで
ドヴィルパン本人もお墨付きのようです。
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最初に映し出されるテキストは「私は、自分自身を探求した」。
この作品ではギリシャの哲学者・ヘラクレイトスの言葉がよく引用されます。
“Je me suis cherché moi-même.” (Héraclite, VI ème siècle avant J-C)
物語はArthur(ラファエル君)とMarina(アナイス・ドゥムスティエ)の部屋、
朝身支度をしているところから始まります。
いきなり脱ぎ出すMarina。慌てるArthurは
Oh, écoute … Mais tu pourrais tirer les rideaux, quand même.
Non, mais y’a le malade, en face, qui te mate.
おい…カーテンくらい閉めなって
向かいの変な奴がヤラしい目で見るだろー
materって色んな意味あるけど、ここでは「”隠れて”regarderする」⇒「ヤラしい目で見る」
ってことらしい。
ArthurとAlexandreの初対面。
Alexandreは散々Arthurを待たせた挙げ句、ようやくやって着た。
で、マシンガンのように話し出す。
Comment ça va, camarade ?
Dites donc, j’ai eu du mal à vous faire venir !
Vous me fuyez ?
Vous êtes plus difficile à trouver que le commandant Massoud.
Dites-le, c’est parce que vous êtes de gauche et moi, pour vous, évidemment … vous avez vu ?
Jarnac. Sur une mappemonde !
Nous sommes sur un bateau qui coule.
Bon : et quand le bateau il coule, elle est où, la droite ?
Elle est où, la gauche ? A votre avis ?
…すっごく、すっごく早口で、「Comment ça va, camarade ?」しか聞き取れぬ…
ちなみにJarnacは、ミッテランが大好きな地名。
「乗り掛かった船だ。右に行くか左に行くか?君の意見は?」
(ちなみにドヴィルパンは右派)
って聞いておきながら、
Je vous sers un verre ?
C’est un petit Meursault, rouge. Intéressant.
Tenez, vous qui aimez les livres : regardez ce que mon fils m’a offert, ce matin.
と、話すのを止めない、、、
全然聞き取れないし、なんだこのマイペース極まりないじじいムッシューは!
散々喋った(原稿用紙約3枚分…その間、Arthurが口にしたのは「Pardon…」くらいか)挙げ句、
Je vous confie ce qu’il y a de plus important. Le langage.
つまり、こんだけ喋るのに、Arthurに「langage」を任せると。
演説用の文章だけでなく、ありとあらゆる場での「言葉」「発言」を。
“Le combat est le père de toutes les choses.” (Héraclite, Fragment n°129)
そしてまたヘラクレイトスの言葉です。
「La vie est comme le combat」と。。。
では今日はここまでー
うわ~~ 難しいぃぃ~
文字で書いてもらえると、なんとなく意味はわかるけれど、
耳では絶対に聞きとれない!!
昨日、フラ語のレッスンだったのだけど。。
先生の質問は70%ぐらいわかっても、うまく答えられないの。
あぁ。。典型的な昭和世代のワタシ。。
前、TV番組で、『外国語取得に大事な事は何でしょうか?』って
ドヴィルパンに質問していたのだけど、
彼の返事が『それは情熱だ』って答えてた~
>tabasaさま
そう。テキストで見ればわかるんですけどねー…
昭和人間と言いますか、そもそも私、初期段階での学習方法が間違ってたのかなーって。。。
あとやっぱり日常からラジオやネットとかでフラ語に触れるのも重要ですねー。会話する相手が側にいるのが一番なんですけど(^^;;
情熱かぁ、、、情熱だけは人一倍あるんですけどねー(´・_・`)
いやはや。ほんとに語学って生涯学習!