27日から公開中の『ノーコメント by ゲンスブール』、初日・2日目と二日連続で観てきました。
初日は全然人が入っていなくて心配したけど、二日目は日曜最終回1000円ということもあって結構賑わってました。ほっ。
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えーっと。胸熱です。何から語ればいいのか。。。
本人の声で語られるセルジュの人生。
とても重みがあるんだけど、色気に満ち溢れていて心地よかった。
(実際、どこからか豪快ないびきが聞こえて来たので…)
シニシズムな側面ばかり見せてる一方で、どんどん彼の繊細さが見えて来る。
今にも壊れてしまいそうなガラスの心。
複雑な思考回路のようでいて、実にシンプルでまっすぐなんだな、と。
それにしても膨大なアーカイブの集大成、圧巻でした。
だけど「これを見れば、彼が数多の女性に愛された所以がわかるでしょう」
…とは言わないよ絶対。。。
ゲンスブール初心者には難解過ぎるのでは…と思うのです…
私がゲン様に興味を持ち出した頃にこの作品を見たら、確実にこんがらがってしまってたなー。
時間軸もバラバラ、彼自身の言葉でない引用も多いし、時々カラオケで流れるような映像も挟んでるし。
で、やっぱり巧く言葉がまとまらない…
もう一回見たらちゃんとした感想が書けるかなあ。。。
字幕監修は永瀧達治さん。
私のゲン様データベースの3割は永瀧さんのこの本から得たものだと思ってるので
鑑賞前に再読しておいてよかった。「出口なしの」ってのも、ね。
某ものまね的映画はゲン様を知るきっかけとしてはいいかもしれないけど…
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あと鑑賞前に読んだのが立川直樹氏の『セルジュ・ゲンスブールとの一週間』。
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この写真集も見てイメトレしておいた。
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それでも観賞後は腹7分目くらい。もっともっと見たい。
99分ではあまりにも短過ぎる。
キューブリックの「愚作」(!!!)も見なくては。
原題「Je suis venu vous dire..」から、「手切れ(Je suis venu te dire que je m’en vais …)」が多用されてるかと思いきや、冒頭のゲン様、グレコやヴァネ子とジャヴァネーズ祭りでした。
以下youtubeから拾って来た本作で使われてた映像をいくつか。
ネタバレ含みますので、今から作品見る方はスルーしてください…
1989年のVictoires de la musiqueのときの映像。
ヴァネ子のジャヴァネーズ。泣ける。
そしてジェーンの涙もあるから、映像的にはYoutubeの方がいいのかな…
パトリック・ブリュエルのことそんな嫌いか、ゲン様は。
かわいいプチ・ルルと、グラン・ルル。
作品ではプチのみ(当たり前)。
自分を醜男だの卑下する映像の後で、ゲン様のことを誉めちぎるアンナ。
かわいいアンナ。Ne dis rien。
シャルロット・フォーエバー。
会場で笑いが起きたのは愛犬ナナとのシーン。
⇒Serge Gainsbourg et sa Nana dans l’intimité
この映像もほんの一瞬だけありました
⇒Gainsbourg brûle un billet de 500 Francs.
Bunkamuraル・シネマ、一日三回上映は今週いっぱいのみ。
日曜最終回1000円のときに通いたかったのに~(涙)
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のんさん、おつかれ様~!興奮して全然寝られないです(笑)。
なんかとっても素直でかわいらしい印象ばかり残ったのは、あんまり泥酔しちゃってるシーンがなかったからかなあ・・・
監督さんは、ゲン様が一生懸命に演じてた露悪的(?)な仮面を引っ剥がして、その繊細で誠実なガラスのハートを、もう皆に見せちゃえー!っと思ったのかな。なんか、憧れとか崇拝じゃなく、愛が作らせた映画だったんだろうなー・・・とか、後から思ったりしました。
それにしても、誰かが語るどんなゲン様より、本人が語るのが一番ステキだねー。・・・を言いに来てくれてよかったデス。が、やはり、マニア以外には、ノーコメントって感じかもですけど・・・ね。
なんて、とりとめもないコメントでごめんちゃい。いやホント、もっと見たい聞きたいー!ですねー。
>Kさん
お付き合いいただきメルシー☆
てか寝れなさすぎ笑
ほんと、ファンには嬉しい作品だけど、そうでない人はまさにノーコメントだっただろーなー。
監督自身コアなファンなだけに、初心者目線ってのが難しいんでしょうねえ。
でもそう、可愛い…ていうと語弊があるな、ナイーブ?な側面が際立ってたから、余計に愛おしく思えましたー。
足りない足りない、100分じゃ全然足りない!ジタバタジタバタ…