クラピッシュ作品なのに、劇場公開をスルーされてあっさりレンタルDVDになるというご時世に
嘆き悲しむ以外他に何があろうか。ああ。
そんなわけで、セドリック・クラピッシュ最新作『フランス、幸せのメソッド』をDVDで鑑賞。
(公式サイトの予告編はネタバレなので映画鑑賞前に見ない方がよろし。そしてこの記事も若干ネタバレ含むので鑑賞前の方はスルーしてください)
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カリン・ヴィアール&ジル・ルルーシュという、クラピッシュ作品常連さんが主役。
ジネディーヌ・スアレムも出てる!
好きな二人が主役だけど、日本での知名度を考えたら、うーん…
それでもクラピッシュってだけで劇場公開は難しいのかな…彼の長編10作記念作品なのに!
ロマン君が出ていないからってだけじゃないよなあ(最初はジルじゃなくてロマン君を想定してたみたいだけれど)。
そんなわけで日本の映画事情(特にフランス映画のような単館上映作品)も相当苦しいんだろうと嘆く。
そして邦題はもうちょっとなんかなかったものか、と更に嘆く。
(原題は『Ma part du gâteau』。「私の分け前」って直訳するとおかしいけど、訴えたいことが要約されたいいタイトルだと思います)
日本は貧富の差が激しくない国。セレブでも超貧困でみない、中間層に殆ど集中してる。
「大卒でもニート」って言っても特に珍しくもないし。
でもこれは他国と比較すると異例なこと。
日本に住んでいたら想像もできないほど、フランスは富裕層と貧困層の格差が激しい国。
そして失業率が約10%と、とても高い。
そんなフランスの経済的・社会的問題を根底にしつつ、時折ユーモアを交えながらのストーリー展開。
現状を猛烈に批判しているわけでもないけれど、
この問題を生み出している人間の愚劣さを嘲弄している印象。
20年勤めた会社が倒産して途方に暮れるシングルマザーのフランス。
金と地位を手に入れた超セレブのトレーダー・スティーブ。
『PARIS』でも、社会的地位も異なり、決して交わることのない世界にいる人々が交錯していたけど
今回はその異次元世界にいる二人が出会ってしまうので、あまり自然ではない事の展開。
金しか愛せない、子供も愛せない、人から愛されない、というスティーブの役どころは
リアルなセレブ像に若干脚色している感がしましたが
フランスの言う事を素直に聞いちゃうところとか人間味あって母性をくすぐられるのよね。
ああクラピッシュの思うツボ。
カリン・ヴィアールはボインだなー、ってふと邪念を抱いてしまったのですが、そこもまた突いてくるし。
そしてラストは泣いてしまった。
ラストに見せたフランスの笑顔に、きっとこれはハッピーエンドなんだ、と期待して。
それにしても終止、ジルがセレブに見えないのは残念。。。
このDVD、代官山蔦屋で借りたー。平日でも結構人いるのね。
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レンタルDVDの館はひっそりとしてたけど。フランス映画が充実してて、とても居心地のいい空間でした。
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だ、だ、代官山蔦屋……カッチョイイ。
近所のツタヤにあるみたい。仕事が終わったら借りに行こう。
そのまえにカードの更新をしなくては。というか新規か!?
kaoluluさん
いやいやー、代官山蔦屋は、完璧アウェイでしたよ{汗}
DVDコーナーの充実っぷりが唯一の救い…
ポイントカードとかほんと多すぎて、いつが更新かわからなくなりますよねー。
ぜーーーーーんぶ一緒のポイントにならないのかしら。
全部エアフラのマイルになればもっと遮二無二ためるのに!