ココ・シャネル COCO CHANEL


映画『ココ・シャネル』公式サイト

世界で最も有名なブランドのひとつである“シャネル”。はじまりはひとりの女性の孤独と情熱からだった。その女性の名は“ココ・シャネル”。
1954年のパリ。ココは空白の15年を経て、復帰コレクションを開催した。シャネルのオートクチュール店にはたくさんの評論家や顧客が詰めかけたが、酷評されてしまう。ココは失意のなか、孤児からお針子となり、現在のファッションデザイナーとしての地位を手に入れるまでの日々を振り返る―。それは、自分のキャリアだけではなく、彼女を奮い立たせ、支え、勇気づけてくれた輝ける日々であった。
自由を求め、ファッションへの野心と燃えるような愛を貫き生きた、ココ・シャネル。何事にも挑戦し続けた彼女の哲学がつまった、伝説の物語がここに誕生した。
不遇の時代であった1954年のココ・シャネルを、ずっと彼女のファンだったというオスカー女優、シャーリー・マクレーンが見事にスクリーンに蘇らせる―。

予告編観てて予め覚悟はしていたけれども
いやー、ここまで99.99%英語での作品とは…

いきなり「字幕:戸田奈津子」って出たときに、もう終わった。
チーーーーーン。

大体フランスの田舎で生まれ育った子が
孤児院でなぜ英語で会話しているのだ?

そんな違和感を覚えるも、実にしとやかで気品溢れる映像美に、グイグイ!!

晩年のココ(シャーリー・マクレーン)がメインかと思いきや、殆ど若き日の回顧シーン。

なので『ココ・アヴァン・シャネル』とモロかぶり。
バルボラ・ボブローヴァちゃんもちょっとオドレイ・トトゥちゃんに顔似てるしね。

シャネルと言うブランドに執着心のない私ですが、想像を絶する波乱に富んだ彼女の人生には驚愕の連続です。
女性が第一線をいくことなんてなかった時代だから、尚更。
決して恵まれているとは言えない境遇にありながらも、自身の努力だけでここまで地位と名誉を手中にしたココ。
才能があったとは言え、努力しなければ報われないし、認められない。
ネガティブシンキングな自分にとっては、見習わなければいけないことがたくさんあるのだ。

フランス語が上達しない…ってくよくよすることしょっちゅうあるけど、本当に私、努力してる?
男運がない…なんて言ってる時もあったけど、本当にそのときの私、頑張ってた?
文句や愚痴ばっかりたれてちゃ、前進するわけない。

成功している人は、生温い人生送ってないんです。
努力しなければ、成功なんてしないんです。

伝記映画は、やはり行き急いだ感が否めない。
終盤はかなりそうだったけど、気付けばあっという間の138分。

劇場はほぼ満席でしたが、シャネルで身を包む人はいなかったなー。

「香水を選べない女に未来はないわ」

…おぅ、、、、