きつねと私の12ヶ月

きつねと私の12か月を観てきました。

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大好きだから、さようなら

HISTOIRE
フランスの山深い村に住む少女、リラは学校帰りに1匹のきつねに出会う。その美しさに心を奪われ、リラはきつねに夢中になってしまった。厳しい冬が過ぎ、生命が芽生える春がやって来た時、リラはきつねと再会する。冬の間にリラのきつねは母親になっていた。なんとかして、近付こうと模索するリラ。努力の甲斐あって、きつねはリラに心を開いてくれるように。しかし、友達になりたいあまり、リラは大きな間違いをしてしまう…。

皇帝ペンギンのリュック・ジャケ監督。皇帝ペンギンは大ヒットしたし、この映画も初日から大盛況だろうと思いきや…あれー、、ガラガラー。

予想に反して泣かなかった。ただただその技術と映像美に驚愕et感動。
役者きつねと野生きつねを撮影シーンに合わせて撮り分けているらしいんだけど…この地方のきつねは100年以上人間による迫害を受けていないからとはいえ、喜怒哀楽がわかるくらいの表情の撮影技術は圧巻。フィクションだってことを忘れてしまった。
そんできつね、最高の役者じゃないかあ!なつっこくしたと思いきや、突然距離を置いたり、そして時には拗ねてみせたり。扱いづらいAB型の女子みたいだ。かわいいんだ、これが。

何度も何度も衝撃を受けるんだな。
先ず「自分があまりにもちっぽけだと思った。文字の読み書きができても、きつねを見つけられない」って冒頭の広大なシーンでキュン。
THEフレンチ・カントリーなリラの部屋。あの丸窓、ベッドに机に…胸キュン。
オオヤマネコに追われるときは本気できつね目線になってしまって、心臓に悪い。息切れしてしまったし。
そしてラストシーン。ここにこの作品のすべてが詰まっているんだけど、ラストになるまで気付かなかった自分、深く反省。

もっと多くの人が観てくれるといいのになあ。

そういやガレット・デ・ロワ、今年の王様はmon mariでした。広島皆実の決勝進出おめでとう。