小さな悪の華


アンヌとロール、黒髪とブロンドの可愛らしい15歳の少女。厳しい寄宿学校を舞台に、ボードアールの「悪の華」を耽溺し、悪の限りをつくす美しい少女―その早熟な嗜好が放つ残酷な悪のきらめきは、思春期の悲しい叛逆の華だった。
あまりの反宗教的反道徳的内容により、フランス本国では全面的に上映禁止、イタリアやイギリスには輸出禁止、当時公開されたのは日本とアメリカだけだったという禁断の映画が遂に蘇る!!
(Amazon.co.jpより)

同じ女の子2人の物語でも、こないだ書いた「ひなぎく」とは全く違ったお話「小さな悪の華」。

ハチャメチャ、とかわいい表現は一切できないような悪行…放火、反カトリック、殺人…現実より妄想世界を好みそのまま突っ走ってしまった女の子。ものすごく邪悪なことばかり犯しているのに、いっつもキャッキャッと笑いながら自転車こいだり走り回ったり。鳥を殺したり大人の男性を誘惑したりと、ホントに衝撃的映像のオンパレード。

上映禁止になったのもわかる気がします。自分に子供がいたら、絶対に見せたくないもの。
とはいえ、個人的には大好きな作品だったりします。目を塞ぎたくなるほどのシーンもありますが、とにかくラストシーンが素晴らしい!

特典映像で現在のジャンヌ・グービルがインタビュ-を受けているのですが、これはこれで私はショッキングだった…