フランソワ・オゾンの映画が突然観たくなって、まぼろしをツタヤで借りた。シャーロット・ランプリングが、長年付き添った夫の死を受け入れることができない妻を、エロティシズム満載で、それでいて切なさを全面に出しカラダ張って演じてます。本当に美しい。
会話は少なく、言葉はなくとも、お互いを解り合っている夫婦。。。と思っていたのは妻の方だけだった…
オゾン監督はホームドラマみたいなB級カルトムービーの頃から大ファンなんだけど、ふたりの5つの分かれ路みたいなヒューマンドラマもすっごい好き。ぼくを葬るなんて、もう何度観たことか!
フランス映画なら、結局なんでも好きってワケでもないんだけど。同じようなテーマで描かれている映画でも、つい夢の中に迷い込んでることもあるけど、オゾン監督のは、観る側に考えさせる手法が巧いっていうか…ああ、偉そうなこと言ったら罰が当たるので「単純に好き」とだけにしておこう。