ジュリエット・ビノシュ レトロスペクティブ

日仏でジュリエット・ビノシュ レトロスペクティヴ - 映画と共に旅をする女優 -というイベントが始まりました。
初日の土曜日、そしてビノシュ様ご本人がティーチ・インを行うという日曜日に行ってきました。

初日にはアンドレ・テシネ監督作品『ランデヴー』を鑑賞。ビノシュ様初主演作品なのですが、日本ではDVD未発売なので観たことがなかったのです…
で、やっぱり日本語字幕無しと言う過酷な状況での鑑賞でしたが、ここ最近留学中と同じようなペースでフランス映画を観まくっているので、難なく聞き取ることも解釈することもできました。

HISTOIRE
女優志望のニーナは、自分を慕うポーロに親しみを感じながらも、彼の友人であり俳優のカンタンに惹かれてしまう。揺らぎながら縺れてゆく3人の周囲には、舞台「ロミオとジュリエット」をめぐる亡霊たちが浮かび上がる……。

やっぱり、これだけ憂いな瞳は世界でも希有だと思う。こんなにも感情を眼だけでも表現できるってすごい。
ビノシュ様がこれでもか!ってくらい脱いでいたので驚愕。女優魂がメラメラ燃えていたのが伝わってきた。雨のシーンが多いのに、熱い。
残念ながら、ラスト近くの大事なシーンでポーロがオードリー春日に見えてしまってストーリーに集中できなかった!ああ、おフランスかぶれでありながらお笑い好きな自分が憎たらしい。。。

で、日曜日。チケットがあっという間に完売で、入手できなかったティーチ・イン『撤退』。
フランス映画祭でもサイン会やトークショーがないんだから、ここの出待ちを狙うのよ!!

日仏ロビーのTVに映し出されるティーチ・インの様子をマジマジと羨望の眼差しで見つめる。ああ、ビノシュ様が今、近くにいるんだ…
私以外にも出待ち族がわんさか集結。

終わった!いざ!

日仏とは思えない程の人だかり。ああ!あの人垣の向こうにはビノシュ様が!!

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みんな凄まじい勢いでビノシュ様に迫って行きます。軽く窒息状態ですよ。げほ。
ビノシュ様は丁寧に丁寧に一人一人にサインをしてくださっています。
付き人かと思われるフランス人たちがやきもきするのを知ってか知らずか、2ショット写真撮影も快諾してくれる本当に優しいビノシュ様。

惚れてまうやろーーーーーー!!!

ビノシュファンは結構礼儀正しく、みんな一通りサインや写真撮影を終えたら次の人にビノシュ権を譲ってくれます。

私はこの時点で緊張のあまりにサインをねだることが出来ず、シャッターを押すので精一杯でした。

遂にビノシュ様が目の前に!!

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顔ちっちぇーーーーーーーーーーーーー!!
かわいいいいいいいいい!!

惚れてしまった、、、

この後、映画のチケットを入手した人はカクテル・パーティという、なんだかバブル期を思わせるようなネーミングの集いに参加できるのです。

入手できなかった人間は、排除ですか?

再度出待ち決定です。
今度こそはサインを!!!

同じ排除側にあるビノシュファンの青年と途中で意気投合し、今どこにビノシュ様がいるか、パーティが終わるのはそれほど遅くないなどなど、即席情報収集大会です。

きた!!

カクテル・パーティが行われるブラッスリーに行くまでの彼女に、出待ち族が群がる。

と、ここで私も無事にサインがいただけたわけです。
(→こちらの記事にて。)

出待ち青年と嬉しさをわかちあう。

付き人が「写真は中で撮るから、早く行きましょう」というも
ビノシュ様は「なんで?中に入れない人たちがいるんでしょ?」と、これでもかというくらいのサイン&写真責めにも優しくこたえてくれるの。

好きです!ビノシュ様!


き、き、きれーーーーい★
スターのオーラ、ガンガン出ています。
話しかけると答えてくれ、サインを求めれば応じ、みんなのカメラに微笑みかけてくれるビノシュ様。
神様のようです。

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さ、カクテル・パーティが始まりました。

寒空の下、出待ち族はビノシュ様を再度拝もうと待ち続けます。

で、意外とあっさりパーティは終わり。

「終わったみたいだよ!出て来るよ!」
出待ち族総長の私が青年たちに合図を送ります。

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きっとみんなのカメラには、ビノシュ様の背後霊のように私が映り込んでいると思います。ごめんちゃい!!

本気で恋に落ちてしまった私は、グングンとビノシュ様に近づきます。

で、握手を求めると…

「あなた、手が本当に冷たいわ!大丈夫?」→これ英語で仰っていたので、定かな解釈ではありません
「サヴァ、サヴァ!私、中に入れなくて、外でずっとあなたのことを待っていたんです!」
「そうなの?ありがとう。中に入ってあったまるといいわ」

そうして私の手をギュッと両手で握りしめ、あっためてくれたビノシュ様。

やさしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

なんていう優しさライセンス!!

もうダメ。この人、素敵。

そうしてこの場にいた人みんなに、さらに恋の魔法をかけて、見た目タクシーのような馬車でお城へ帰って行ったビノシュ様でした。

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出待ち族の青年も、みんなにもみくちゃにされながらビノシュ様と会話していました。
同じ出待ち族の伯父様は、サインをもらって本当に幸せそうな顔で「本当に品のあるキレイな方ですよね」と。
みんな感無量。

こんなに偉大な女優が、こんなにサンパでジャンティーユだなんて。

今夜はビノシュ作品DVD鑑賞しまくります。