イザベル・ボワノさんのエッセイ本『おとしより-パリジェンヌが旅した懐かしい日本-』が先月発売されました。
イザベル・ボワノさん「おとしより」
— のん Marianne Renoir (@nontage) March 25, 2022
イラストも言葉のチョイスがとても愛らしく、マイナスイオンが放出されてる癒し本。
小さい頃にお庭に埋めたタイムカプセルを開けたような、懐かしワールドが広がってた!
紙の質感もたまらなく好き。 https://t.co/FW5TlwD4eR pic.twitter.com/Je0dAOr7aT
(↑私なぜか「ポワノ」さんって書いていますが、正しくは「ボワノ」さんです)
Eテレ『パリジェンヌの田舎暮らし』を観て、私もイザベルさんの世界観に惚れ込んだ一人。
彼女のバイアスを通してみた日本は、懐かしさを感じつつも今までに見たことのない景色で溢れていました。
繊細なタッチの優しいイラストが散りばめられたページ、紙の質感も含めて全部かわいさが過ぎて悶える。
身近にあるものなのに、なにか別のフィルターをかけて別のアングルから見ている感じ。
以前、InstagramのDMで、フランス在住のフランス人(日本好き)とこんなメッセージのやりとりをしたことがあります。
フ「日本に永住したいなあ」
私「私は逆にフランスに住みたいよ!」
フ「じゃあパスポート交換する?笑」
・・・なんかこの感じを思い出しました。
フランス人からしてみたら、私のフランス愛は不思議みたいで。
でも私からしてみたら、日本をイザベルさんのような目線で見たことがないので、すごく新鮮な感じでした。
「このおじいちゃんをポケットに入れて持ち運びたい」なんて、今までに1ミクロンも私の脳内になかった斜め上行く発想…!
これを読んでから、街ですれ違う人のこれまでの生き様を想像したりするようになったりして、≪おとしより≫を見る目がぐっと変わった気がしています。
そして気づくとおとしよりをじっくり観察している自分もいたりして。。
そして何度か繰り返し読んでいると、オムライスやカレーライスが食べたくなるんですよね。。
無性に「THE・日本の喫茶店」に行きたくなる。
今までに知らなかった日本の側面をいろいろ教えてもらいました。
初めて自分用に買った鳩サブレを食べながらまた読み始めました。
ちょっと心がざわざわしているときの鎮静剤にも抜群の効果があるらしいです(笑)
そして鳩サブレって、尾っぽのほうから袋を開けたら、ずれ防止用のストッパーがついていることに初めて気づきました。なんかこういう日本独特の気遣いって、素敵というか出来杉君というか。