日仏交流150周年記念映画祭フランス映画の秘宝。全部観たいけど時間もお金もナッシング。。。数あるラインナップの中で、私が選んだのはジャック・ドワイヨンの「誰でもかまわない」。
会場は年齢層お高めのmesdames et messieursでほぼ満席。
そんな中、幸運にも前の席と両隣の席が空席だったのでなんだか広々と鑑賞。
開始10分。いびきが…あちらこちらから…
観るものに考慮するための余白である「間(ま)」を多く取るっていう、よくあるフランス映画の手法です。インテリっぷり披露っていうのとは違うので、私みたいな青二才でも充分観ることができるんですが。ジャック・ドワイヨンの演出である「撮影しながら構図を探す」ってのがなかなかいい感じで睡魔を誘う。いい意味で、心地いいんだ、これが。
あらすじ
人生に物足りなさを感じるブルジョワの娘カミーユは、誰でもかまわないから、愛情をささげることにする。その相手は、周囲と折り合いが付けられなく、長らく妻と娘と会っていないコスタ。カミーユに関心を持つのは、コスタの幼なじみで刑事のシリル。三人の思いがほとばしり、交錯する…
しまった!これはあらすじを数行だけでも読んでおくべきだった。カミーユが「ブルジョワの娘」ってことを知っていれば…
ま、それはいいとして。
カミーユ役のクレマンティーヌ・ボーグラン。どこかルー・ドワイヨンに似ているような?すっごい美人。これが映画初主演なんだとか。でもコスタ役のジェラール・トマサンとの身長差がとにかく気になり…ってかジェラールがあまりにも私の理想からかけ離れてるってことが、この映画本当に残念。ロマン・デュリスだったらあと5倍は楽しめたハズ。
即効お尻痛くなりそうな椅子だったけど、なんとか2時間持ちこたえました。
こういう作品を「傑作」と評価できるレベルになるべく、まだまだ修行を積まねば。
¥735
(計:¥12,237
約75.9ユーロ)
映画我慢して浮いたお金を貯金しようかな