ミシェル・ゴンドリー監督作品『グッバイ、サマー』(Microbe et Gasoil)を見てきました。
友情と初恋と自由研究とロードムービーと家族間問題…
要素詰め込み過ぎてどれもがお粗末になりそうなのに、ゴンドリーの魔法は素晴らしかった。
かなり期待してハードルあげてたけど、想像以上でした。
(ちょっと狙い過ぎかなー、って笑いの要素はあったけれども…)
年を取り経験が増えると、頭の中だけで「できない」「無理」って考えてしまうけれど、
14歳の頭の中には不可能なんてないんだよね。
「できる」って思えてしまう。
そういうポジティブさは見ていて清々しく気持ちいい。
年を重ねただけで大人になり切れてはいないけれども。
時代背景は現代のようですが、手作りログハウス車もそうだけど、昭和人間には手作りのアナログ感もたまらない。
主役二人も本当によかったんだけれども、
ローラ役のディアーヌ・ベニエに私も惚れた。
ロメール映画に出てくるような厚めバングルもキュンキュンするわ。
ネタばらししたくないから書けないけど、彼女の「心の声」のシーンが本当にツボすぎる。
そしてシネマカリテ内のディスプレイがとても素敵だ。
シネマカリテでは、今年の暫定マイベスト映画『アスファルト』も公開中!(9月23日まで)
入り口にはユペール様のサインもありました。