今年は日本・ベルギー友好150周年!
残念ながら昨年のパリ同時多発テロ、そして今年のベルギーでのテロもあり
日本からの観光客の数は戻っていないようなのですが…
友好150周年を記念する映画を見て、お祝いしましょう!
5月27日公開の『神様メール』。
先日試写会にご招待いただき、見てきました
若干ネタバレ含みそうなので、続きは「追記」にて…
とっても愛おしくて大好きな映画『トト・ザ・ヒーロー』と同じジャコ・ヴァン・ドルマル監督ということで、楽しみにしていました。
だってさー、カトリーヌ・ドヌーヴさまの恋愛のお相手が、リアルゴリラですよ?
設定がぶっ飛びすぎて出落ち感あるけど、これは面白いに決まってる!!
(そしてこの記事のタイトル秀逸だわ⇒ゴリラが大女優ドヌーヴとの共演語るインタビュー公開「この経験は忘れない」)
…と、ちょっと期待しすぎたかなー。
んー、まあ普通の人レベルの想像力を遥かにこえるような発想の連続なのですが
狙いすぎ?とも思えてしまって、「コメディ」というジャンルで括ってしまう割には笑いも足らず。
ドヌーヴ様はもちろん、ブノワ・ポールヴールド、ヨランド・モローと好きなキャストが並んでいたからよけいに期待値も上がってしまった…
あと、やっぱり宗教問題はすごくナーバスなはずなんだけど
こんなに小馬鹿にしていいのかな、とちょっと心配になりました…
神への冒涜!きー!ってならないものなんでしょうか。。。
「LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT」(新・新約聖書)という原題が
「神様メール」という邦題に変身してしまったのも、かわいすぎる気がする。
確かに「かわいい」要素はあるのです。女の子好きそう。
でも女の子、という世代をとうに超えてしまった私にとっては、
もっとシュールさを全面的に主張してほしかった。
主演エアちゃん役のピリ・グロワーヌちゃんは将来末恐ろしく
見ててドキドキするようなべっぴん女優さんになるのは間違いないし
演技力も凄まじいと思ったけど、
シュールさに走るのであればもっと振り切ってほしかったなー。
でも”本国ベルギーで「マッドマックス」を超えるヒット”という謳い文句は好き。
ファンタジー?コメディー?
ちょっと欲張りすぎたでしょうか…
とは言っても、ドヌーヴ様のゴリラとの恋愛模様なんてもう一生見られないかもしれない設定なので、もうどんな思いで見ればいいのかわからなかったけど、とにかく必見でございます。