ようやく!!
『シャネル&ストラヴィンスキー』(COCO CHANEL&IGOR STRAVINSKY)を観てきました。
Bunkamuraル・シネマにはアナ・ムグラリスの直筆サイン入りポスターもありましたよ。
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HISTOIRE
舞台は1920年のパリ。
一流デザイナーの地位を手にしながら、初めて心から愛した男を事故で亡くし、悲しみにくれるココ・シャネル。
天才音楽家でありながら、「春の祭典」初演を酷評され、悲観にくれるイゴール・ストラヴィンスキー。
そんな2人が出会い、たちまち恋に落ちていく―。
妻子あるストラヴィンスキーだが、2人はお互いを刺激し、高め合い、心を解放し、悲しみさえも活力にかえていった。
そしてお互いの中に眠っていた新たな創造力を、次々と開花させていくのだった。
初めての香水創りに魂を注ぐシャネルと、「春の祭典」再演に命を賭けるストラヴィンスキー。
秘められた恋の行方は―。
去年観た『ココ・シャネル』『ココ・アヴァン・シャネル』では描かれていなかった背景。
このニ作品はだいぶかぶっていたからな…
でさ、あまりにもシャーリー・マクレーンの存在感がすごくってさ、
ボーイ・カペルが交通事故死するまでのシャネルを描いたオドレイちゃんバージョンが霞んじゃったもの。
全編英語だったけど、『ココ・シャネル』はやっぱりすごかった。
あ、で、『シャネル&ストラヴィンスキー』。
シャネルと言うブランドにも、洋服にも、なーーーーんも興味ない私ですが
N°5誕生の裏側を描く!!ってんだから、めちゃくちゃ期待していたわけですよ。
他二作にはまったく出て来なかったストラヴィンスキーとの恋も気になったわけですよ。
「春の祭典」なんて紳助司会のしか知らないけど見てみたいよ(ただの無知)。
監督もヤン・クーネン!!(J’adore ヴァンサン・カッセル★な私にとってここ重要)
男と区別つかねえくらいハスキーボイスのアナちゃん主演!
こりゃただごとじゃねえぞ!!
ってわけで、ちょっと自分の中のハードル上げ過ぎました。
でも多分、この年代のココの中では3作の中では一番風格があった。
元来貧乏って雰囲気はなかったけども、あのダミ声は強力な武器だ。
ドレスのフック一つ外したらいきなり裸!?
同性として惚れる細くても美しい裸体にも多いに萌えた。
が、しかし!
N°5のエピソード、短すぎるよお!
あの際どい(?)シーンをもうちょっと減らしてでも、もうちょっと深く掘り下げて欲しかったなあ。
前二作を観ていただけに、シャネルの人生について改めておさらいしたくねえよ!!
て概念が少しでもあるのなら、本作はもう別物として楽しめるけど、
ジャージ素材を好んで使っていた、とか、元お針子、とか、ボーイ・カペルとの別離、
などなど諸々前知識無ければちょっと解釈に苦しむ(はしょりすぎ?)な感じも否めず。
「鮮やかな色はお好みでない?」
「黒が存在する限りはね」
万年黒装束(黒を好んで着る人々)の私にとっては、
この台詞、言ってみてええええ!!と
鳥肌立ったのであります。
あと、エンドロールが終わった後も、ココ&イゴールのその後についてがわかるシーンがちょっとあった。
エンドロールが流れた途端に席を立った人、勿体ないなあ。
そう言えばBunkamuraル・シネマ、モリエールもようやく公開してくれるんだね!!
3年前くらい?のフランス映画祭で観て以来だ。
すーーーーっごく面白かったから、どうして今まで日本公開がなかったか不思議だったんだよね。
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江守徹氏が予告編のナレーターをされているんですけど、
彼の芸名ってモリエールからとったんだってね。へー。
一気に江守に親近感沸いた(早速呼び捨て)。
こっちも見たんだね~!
私も早くみたい!
美しさに迫力があるよね、アナってさ。
もんもん先輩
アナちゃんのほうがオドレイちゃんよりもしっくり来たかも!
オドレイちゃんのほうがココに似てるって言われてるけど、
あのドス聞いた声といい、威圧感と言い…
シャネルをなんにも知らない、ただの妄想だけでココを描いてた私の脳内では、の話だけどね。