エリック・ロメール監督特集上映『ロメールと女たち』四季篇、終了まであと10日!
こんなにまとめて観れる機会もそうそうないのに、『恋の秋』『海辺のポーリーヌ』『獅子座』と、一週間にいまだに三作品しか観れていないのです…(涙)
最終日はフランス映画祭と被ってるし、そうなるとほんと観れるのは限られているのに、その時間に限ってこの3作品だったりするのよね。運命の悪戯。
さてさて、私的ロメール史上ベストの『海辺のポーリーヌ』。
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(海外のジャケットは、アンリを蹴飛ばしたあとのポーリーヌなのよね)
バカンスを過ごす別荘の門をワクワクしながら開けるところから物語は始まり、「Tout à fait」というセリフとともに門を閉じて物語は終わる。
舞台の幕のようで、とても美しい始まりと終わり。
浜辺のシーンも多いけれども、アンリの家で階段を上ったり下りたりするシーンも多くて、舞台のセットの中のような感じもします。。
ノルマンディーの寒々しい海と、いい塩梅の柔らかな太陽の光。
観終わった後は、3週間くらい海辺でバカンスを過ごしたようなボーっとした感じと、ほんのり日焼けしたようなヒリヒリした感じが味わえるのです。
観終わった後のこの陶酔感が大好きなのです。
某動画サイトでも不届き者が全編アップしているけど、劇場でこそ味わえる陶酔感は。
“キャンディー売りから、落花生を買う。”
っていうくだりがなぜだか好きなんですけど、「なんだかよくわかんないけど、とにかく好き!」な要素が散りばめられているんです。
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ああバカンスへ行きたい。