『17歳』 Jeune et Jolie

フランソワ・オゾン最新作『17歳』試写へ行ってきました。

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17歳のインテリビッチな娼婦が、爺さんとの最中に爺さん死んじゃって…って(ざっくり)
過酷なあらすじながら、鑑賞後の爽快感はたまらなかったー。

オゾンは女性に対して過酷な役どころを強いるけど、女性がもつ本質的な美しさを引き出す術も知っていると思う。
本作でもイザベル演じるマリーヌ・ヴァクトの、あどけなさの残る妖艶さは、
同性でも引き寄せられる魅力に溢れてた。

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BBともビノシュとも通じる、儚く脆いイザベルという存在は
自意識もなく、罪悪感も覚えることもなく破滅の道を辿る…。
18禁ということで、「思春期」「少女」だけでなく
「男女間の性行為」に対するオゾンの嫉妬心を感じるシーンが多々有るんだけど
彼方へ行ってしまった本当の心、美しく若い体…エロを遥かに超越していると思った。
少女から大人の女性に変貌する、その切り替えが見ててドキドキした。

シャーロット・ランプリングも登場。
セリフも登場シーンも多くはないけれど、言葉ひとつひとつに重みがあって、見ているだけでものすごい緊張感があった。

それにしてもオゾンってなんて作品ごとに共通点を作らないのだろう!
とにかくすごい作品でした。

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17歳 Jeune et Jolie
http://www.17-movie.jp/
2月15日(土)全国ロードショー。