ユーロが上がる前にフランスのamazonで買ったDVDの中の一本。
ジャック・オディアール監督作品『De rouille et d’os』。
タイトルは直訳すると「錆と骨」。
『君と歩く世界』という邦題で日本公開も決まっています。
日本公式サイト:http://www.kimito-aruku-sekai.com/
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マリオン・コティヤールが、仕事中の事故で膝から下の脚をなくすステファニー役。
失われた脚はCGだそう。あまりに自然過ぎて全然わからない。
マリオンはさすがの演技で、予告編だけで既に泣きそうになった。
ボクシングと言うより喧嘩が得意(?)なシングルファザー・アリ役にマティアス・スーナーツ。
TGVの座席に残された残飯を拾い集めて子供に食べさせるという、、、冒頭からダメ男全開。
ステファニーはシャチの調教師と言う職業以前に、住んでるアパルトマンの部屋からしても、社会的に元々恵まれた立場にあったと思う。
(明確にわからないけど)何かしら暗い過去を背負いながら、充足していない日常ながらも、好きな仕事に打ち込め幸せだった。
社会的立場で底辺に属するアリと恵まれたステファニー、それこそ「Intouchables」な二人が偶然出会う。
脚を失ったことで絶望のどん底に陥ったステファニーが縋ったのはアリだった。
ステファニーに同情すること無く、対等に接するアリはとても自然。
一貫してユーモアもなく暗いトーンで時間は進む。
その中で、一縷の希望のように差し込む南仏の太陽がとても眩しい。
オディアール監督の前作『預言者』同様、目を背けたくなるくらいのシーンは多々ありつらいけど
光の差し込む方へ向かっていく前向きなラスト(おっとネタバレ)だったので観賞後の気持ちは全然重たくならず。
マティアス、仰々しくなくてすごくよかった。
そんで大好きなセリーヌ・サレットも出てます。
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☆個人的フランス語メモ☆
・puer 悪臭を発する
脚を失ってから引きこもっていたステファニー、アリに「私臭うかしら」と聞くシーンにて。
・gosse 子供
話し言葉。子供、というより「ガキ」の方が的確
・se fracturer 骨折する
・coma 昏睡
・アリは自分の子供に対してハンパなく「je te dis」(言っただろ)を連発する。
会話がめんどくさそう。
・fais gaffe 気をつけろ
話し言葉じゃattentionなんて使わない
君と歩く世界 : 基本は、あの作品と同じ
□作品オフィシャルサイト 「君と歩く世界」□監督 ジャック・オーディアール □脚本 トーマス・ビデガン、ジャック・オーディアール □原作 クレイグ・デイヴィッドソン □キャスト マリオン・コティヤール、マティアス・スーナールツ、アルマン・ヴェルデュール、 …
原題の『De rouille et d'os』は、英語だと“Rust and Bone”。日本語では、“錆と骨”なんていう、何とも色気のないタイトルなんですよね。それが、邦題だと『君と歩く世界』となる不思議。まぁ、脚を失った女性が出ているので、判らなくはないです。
「両脚を失った女…
私の住む広島市の隣にある廿日市市。この廿日市市にある廿日市フットボールクラブが、J3参入を目指し久保竜彦氏を始めとする元サンフレッチェの選手3人の加入を発表しました