フランス映画祭2010試写日記『パリ20区、僕たちのクラス ENTRE LES MURS』

フランス映画祭2010、上映時間も決まったようですな。
(スケジュール表はこちら
相変わらずオールナイトとかやってくれちゃうみたいで。

・・・眠れない。
3月はアラン・レネ、ローラン・カンテの上映もあるし、ロメール追悼上映もある。
やばし。

で、そんな中、可能な限り試写にお伺いしているわけで。

『パリ20区、僕たちのクラス』 ENTRE LES MURS
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(C) Entre les Murs by Laurant Cantet. 2008.
Production Haut et Court – France 2 Cinema.
(C)Georgi Lazarevski

パリ20区のある教室。
母語も出身国も異なる24人の生徒たち、彼らと無防備に真正面からむきあう教師。
中学校の国語の授業、それは生きるための言葉を学ぶ1年間である。
教室は笑いと喜びにあふれたかと思うと、突然危うくもなる。
この1年で24人は何を学ぶのだろうか。
21年ぶりにフランスにパルムドールをもたらした作品。

ドキュメンタリーかと思いました。
生徒たちの演技があまりにも自然で、リアリティありすぎ。
でも「とある事件」のところはちょっと大げさだったかなー。
これ、小説も出ているようで、パルムドール受賞時に文庫本をフランスで買いました。
(読めていないけど)
作者François Bégaudeau(フランソワ・ベゴドー)が、先生役で出演。
苦悩とか苦悩とか苦悩とか憤りとか。
ひしひし伝わってきました。

フランス語が母国でない生徒たちばかりなので、
バーチャル授業を受けている不思議な感じを覚えた。
私よりも断然フランス語を話せる子供たち。
でもcroireの活用を知らなかったり。

反抗期真っ盛りとは言え、ここまで問題児ばっかりの寄せ集めって本当に存在するのかね。
教師って職業は、本当に大変ですね。
そりゃー、愚痴もこぼしたくなるし、
「KYOTO TIGERS」なんてとちくるったTシャツ着たくなるわな。

日本公開は今年6月。
『Etre Et Avoir』と比較されるんだろうね、いろいろと。