フランスブログ・Vive la Franceでフランス映画祭2009の取材をするってことで、大変恐縮なのですがお先に試写で拝見いたしました。
故・ギヨーム・ドパルデューがセザール賞で主演男優賞にノミネートされている作品『ベルサイユの子』。
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寒くても、お腹がへっても、
手を握っていてくれたら
ぼくは泣かない。
ベルサイユ宮殿の森で、
社会からはみ出て独り暮らす男が、
母親に置き去りにされた
見ず知らずの子供と出会った
これは、強くて美しい絆の物語…
平日に日仏に行けるなんて!そんでもってフランス映画!さらにギヨーム!!
私、なんて幸せなんだろう。高まるテンションを抑えるのに必死のパッチ。
ところが、映画が始まったらもっとどうしようもないテンションになるわけで・・・
ギヨームの逞しい肉体にドキッ。えええ、本当に死んでしまったの?
そう思っただけで泣けてきたり。
淡々と綴られる、ヴェルサイユでの悲しい現実。
号泣とまでは行きませんでしたが、終始嗚咽をこらえるのに必死。ボロボロ涙が止まらなかった。
なぜか私が一番泣いたところは「Vous êtes merveilleuse」の台詞。いやー、何も言えねえ。
“カンヌを温かい涙で包み込んだマックス少年の名演技!”とありますが、いやいやいや、この謳い文句に一寸の狂いナシ。どうしよう、この子。
子供が出てくる映画が好きで、数多観てきた私ではございますが、この子、私のランキングでいきなりトップに躍り出てきました。
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マックス・ベセット・ド・マルグレーヴ君。私の中では今まで子役ではアナ・トレントが一番で、もう数十年はこの座は譲れないと思っていたのですが・・・
養子にしたい。
でもヨンヨン★と二人で養子にしたときの名前はエンゾ(役名)だと「円造」になるよねー、と話していたら、なんだか気の毒になってしまいました。
詳しくはフランスブログ・Vive la Franceで書きますー。
フランス映画祭特集は3月9日からの予定でーす。
ベルサイユの子
「ベルサイユの子 」★★★
ギョーム・ドパルデュー 、オーレ・アッティカ 主演
ピエール・ショレール 監督、113分、フランス
★映画のブログ★
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「世界遺産のベルサイユ宮殿の周囲に広がる森、
それは絢爛たる偉容を誇る宮殿とマッチして
まさに世界遺産という感じだが、
その森には多数のホームレスが暮らしていることを
この映画を見て初めて知った」
嫌な仕事をするくらいなら
仕事なんかしないでこの森で生きていくんだ、
そんなふうに気ままな暮らしを送る青年、
そこに偶然現れた少年と暮らすことになる。
自然林はわずかな光しか地面まで届かない、
だから影がすごく強調され、
ふたりの短い会話の中に
語られない心の交流が見える気がした。
街の音がしない空間は
わずかな音がひとつひとつ独立しているようだ、
何もかもに必ず意味があるようにさえ思える。
ものを食べてなんとか生きながらえる、
それは生活をするということとは違う、
後半にな…
ベルサイユの子 (2008)今回の映画は、「ベルサイユの子」です。本作「ベルサイユの子」は、社会から離れて暮らす男と家のない子の交流を描く人間ドラマです。監督はピエール・ショレール。フランス映画。ホームレスの母親ニーナ(ジュディット・シュムラ)と5歳の子・…